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スタイラスチップの拡大写真は多分、一番多いのではないかと思います。
舶来カートリッジは高級機でも接合が多くて驚かされます。
舶来カートリッジはチップ落ちが多いようです。
昔のカートリッジは安くても無垢のダイヤが多いようです。
無垢か接合かはカタログからは分からず、モデルによっては、製造時期によって
接合だったり無垢だったりします。
テクニクス EPC-202はそのいい例です。
接合も無垢もどちらも存在します。

参考になれば幸いです。



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カートリッジをまとめて聴く その97 [試聴日記]

① パイオニア PC-3MC
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  ALL DAY COMPO PL-570 の付属品だ。
  MC型ブームに乗って高音質MCカートリッジ付属を売りにしていたような記憶がある。
  交換型カートリッジは交換針が販売が中止され意味がなかった。
  付属カートリッジとしては優秀で単体で販売されてもおかしくない。
  テクニカかグランツからもOME供給品だと思う。
  MMポジションでつかるのもありがたい。

② Lo-D MT-24
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  グランツからのOEM供給品だ。
  ビクター Z-1Sと同じ発電ユニットだ。針の互換性は微妙にない。
  Z-1系はともてポテンシャルが高く付属カートリッジとは思えない素晴らしいサウンドが楽しめる。

③ テクニクス EPC-270C ED 楕円針仕様
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  大ベストセラーの付属カートリッジだ。
  単体販売もされていた。
  とてもバランスが良いカートリッジだ。
  解像度、定位、音場のバランスも良く音の粒立ちも良い。

④ ビクター MD-1016 ナガオカ製楕円針仕様
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  グランツからのOEM供給品だ。
  交換針は、ナガオカ製のエリーを搭載した。
  楕円の影響かギターの艶があるように聴こえる。



⑤ テクニクス EPC-270CS 楕円針仕様
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  一体型カートリッジの交換針を EPS-270ED に交換した。
  楕円針仕様だ。
  情報量が多く、丸針との差を感じさせる。

⑥ ビクター MC-100EB
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  QL-Y33F 付属のMC型カートリッジ。
  針交換可能だが、交換針が売っていないの意味がない。
  針折れだっがたダンパは問題ないようなので針を繋いで修理した。
  レンジが広く、音場は広大で付属の割にはよくできたカートリッジだ。

⑦ パイオニア PC-110
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  普及帯のプレヤーの付属カートリッジとして広く採用された。
  付属カートリッジとは思えないレンジの広さだ。
  とても安定があり安心して使えるカートリッジだ。

⑧ ビクター Z-1EB
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  Z-1S の楕円針モデルだ。スタイラスチップは楕円だが接合だし、ダンパ方式と上位機種と差がつく。
  上位機種は、無垢ダイヤモンド&テンションワイヤー方式だ。
  ややアダルト調のサウンドだが、質感の表現が見事だ。

⑨ グレース F-8
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  グレースは本当にオモチャみたいなカートリッジだが、そのサウンドには驚かされる。
  読者訪問でグレース最高とかいう記事がけっこうあって使ってみたかったけど新潟には売っていなかった。
  本機の交換針は、サードパーティ製のようだがグレースF-8の良さはよく再現できている。

⑩ 東京サウンド STC-10
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  グーレスからのOMEではないかと思う。
  これも微妙なデザインだ。
  しかし、サウンド高級機そのものだ。
  スタイラスチップは無垢のダイヤモンドだ。
  解像度、レンジ、定位、音場どれも文句なしだが、スタイルは????







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カートリッジをまとめて聴く その96 [試聴日記]

① テクニカ AT-12E
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  AT-12Eは接合楕円ダイヤモンドを思っていたが、本機のスタイラスチップは無垢ダイヤモンドもようだ。
  芯がとてもリズミカルなサウンドを聴かせる。
  当時からコストパフォーマンスは良かっただろう。

② Aurex C-550M
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  このカートリッジは単体販売されていた。
  スタイラスチップは  ウルトラエクステンド針仕様となっている。
  顕微鏡写真からもはっきり分かる。
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  カンチレバーはカーボン製を採用している。
  音場は広く、情報量が多いサウンドだ。


③ Lo-D MT-24
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 本機は、発電ユニットは ビクター Z-1Sと同じで上部のモールドが異なる。
 この発電ユニットが実力が高いことは確認済みだ。
 分離も素晴らしく、単なるプレヤーの付属カートリッジではもったない。

④ パイオニア PC-110
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 70年代後半のパイオニアのプレヤーの付属カートリッジはこれだった。
 今聴きなおしてみても、バランスが良い。
 刺激的な音を聴かせることなく安定したサウンドが楽しめる。


⑤ オルトフォン MC-20MK2
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 80年ごろ、オルトフォンのMC-20 評論家がこぞって褒めちぎっていた。
 低出力、低インピーダンスの代表として使われた。
 アンプ内臓のハイゲンイコライザーのテストにも良く使われた。
 舶来品、あまり信用していなかった。
 入手して聴いてみると次元の違うサウンドだ。
 モールドのボディが弱点と指摘されることも多かった。
 MC-30 でメタルボディ化を行った。MC-30は市場で高い評価を得た。
 これに気をよくして、MC-20 のメタルボディ化を行ったのが本機 MC-20MK2だ。
 MC-20は欧州のサウンドではないと感じていた。
 後に、ZYX社の社長 中塚氏が開発の中心人物であると知って納得した。
 この繊細なサウンドは日本人独特のサウンドだ。
 さて、メタルボディはどう貢献したのだろうか?

 スタイラスチップは、ファインライン特殊楕円だ。

 当時のカタログが見つかった。
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  MC-20 はシリーズ化され現在に至っている。MC-20 MC-20MK2 は、エポットメーキング的な役割を果たした。
  日本のカートリッジメーカーがお手本にしたことは言うまでもない。

⑥ YAMAHA MC-9
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 DENON の技術者がスピンアウト?して開発したカートリッジだ。
 マトリックス発電方式は理にかなっているようだ。
 サウンドはMC型らしいサウンドで情報量も多い。
 繊細さもあり、素晴らしいが、低域の量感は若干寂しい。
 ボディカラーもブラックでとても高級感がある。

⑦ ADC XLM-MK2
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 ビスで固定すると前方に逃げていき、固定がやや難しかったが MK2 で大幅に改善された。
 ビスは貫通タイプに変更されボディの固定が楽になった。
 サウンドは、カルフォルニアサウンドという形容がぴったりだ。

 読者訪問でも、評論家の組み合わせ推薦や、ベストバイでも ADC のカートリッジが見たことがない。
 いつも大幅割引で売られている印象しかない。
 しかし、このサウンドには十分納得だ。

⑧ ピッカリング XV-15/625
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 新潟ではピッカリングのカートリッジは売っていなかった。
 XV-15はかなり流通しており、沢山売れたのだろう。
 針折れだったが、太いカンチレバーに細めのカートリッジを挿入して接着して修理した。
 MMらしくない繊細なサウンドを聴かせる。


⑨ オルトフォン OMシリーズ派生機種
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  コンコルドの派生機種だ。
  内容的には LH-10と同等と思われる。
  交換針は Stylus D25M  
  中低域に重きをおいて開発されたカートリッジだ。
  
⑩ テクニカ AT-E30
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  振動系の軽量化を図って開発されたカートリッジだ。
  世代交代している間に、アナログブームが終焉を向かえ、新世代に変わる前に、終わってしまったカートリッジだ。
  AT-12と比較したことがあるがやはり、振動系の軽量化のメリットがあると感じる。


 


 

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カートリッジをまとめて聴く その95 [試聴日記]

① ビクター MC-100EII
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  BL-91Gで聴いてみた。
  久々にBL-91Gを使うとGT-2000との差が良くわかる。
  BL-91G はやさしいサウンドで、GT-2000はシャープなサウンドであることがわかる。
  なんとなく、これがベルトドライブの良さなのかと感じる。
  当初のこのカートリッジはテクニカからのOEM供給だと思っていたがグランツからの
  OEM供給品のようだ。
  このカートリッジの中古は、例外なくダンパがほぼ飴状になっている。中古は注意が必要だ。
  本品は、問題なく機能している。サウンドはMC型らしく解像度の高いサウンドが楽しめる。

② ビクター MC-100E
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  QL-Y33F が MC-100E その後継のQL-Y44F が 100EII だった記憶している。
  針の互換性もあるし、モールドの調色を変えただけのようだ。
  サウンドも同じような傾向だ。当たり前か?
  これだけのサウンドが、付属カートリッジで楽しめれば十分だろう。

③ ピッカリング DJ-150
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  XV-15シリーズの派生機種で、超ロングセラーだ。
  DJ向けということになっているが、普通に使える。
  解像度はやや譲るが、ハーモニーにキチンと分離しているし良くできたカートリッジだ。

④ SONY XL-45
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  デッドストック品を入手した。
  当時はあまり話題にもならなかったと記憶している。
  サウンドは、一定レベルは超えているが、覇者となるほどの、競争力はなかっただろう。



⑤ YAMAHA MC-9
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 確か当時 1万9千円 これは DL-103 当時 1万9千円 をおもっきり意識した根付けだ。
 DENON の技術者がヘッドハンティングされて立ち上げたらしい。
 サウンドは計測器のようなサウンドだ。とても正確でまじめ印象だ。

⑥ YAMAHA MC-5
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  針折れ品を、ナガオカ製 原音カンチレバーで修理した。
  MC-7 と良く似たサウンドに仕上がっている。
  まじめなサウンドといった印象だ。
  見本と刻印されており、おそらく店頭向けのサンプルだったのだろう。
  販売しないように、見本と刻印したのだろう。
  
⑦ オルトフォン LN-20
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  針付を入手したが、ダンパがフニャフニャで、胴体着陸だ。
  手持ちの交換針を探したら、MBシリーズ向けの純正交換針を見つけた。
  それを装着して復活。
  MC型と比べる尖ったサウンドというより、安心できるサウンドといった感じだ。

⑧ テクニカ AT-120E
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 100シリーズの入門モデル、後のAT-100E は接合楕円ダイヤだが、120E は無垢の楕円ダイヤだったと記憶している。
 サウンドはとてもバランスが良く、ハーモニーの分離も良い。
 当時のベストセラーだ。

⑨ パイオニア PC-110
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 プレヤーの付属カートリッジの代表機種だ。
 レンジは欲張っていないが、MM型らしい安定感のあるサウンドが楽しめる。

⑩ パイオニア PC-15
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 ベルトドライブ時代の付属カートリッジの代表機種だ。
 傾向的には PC-110 に似ている。
 本品はテクニカからのOEM供給品だ。
 MM型らしいサウンドが楽しめる。
 
   




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カートリッジをまとめて聴く その94 [試聴日記]

① テクニカ AT-12E

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  AT-10G系の上位機種だ。
  スタイラスチップは、接合だが楕円ダイヤモンドチップ採用だ。
  12E楕円(接合)
  13E楕円(無垢ダイヤ)
  14E楕円(無垢ダイヤ+ティパーカンチレバー)
  15E楕円(極小無垢ダイヤ+ティパーカンチレバー)

  こんな違いでバリエーションを増やしていたようだ。
  12E は 10G の接合楕円バージョンということになる。

  楕円スタイラスチップの影響かややハイ上がりながらレンジの広いサウンドが楽しめる。

② AT-120E
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  テクニカのAT-100シリーズの入門機だった。
  入門機ながら、無垢ダイヤのスタイラスチップを採用している。
  上位機種は、同じ無垢のダイヤモンドだが、スタイラスチップは更に小さい。
  高域も伸びているし、低域の量感も十分だ。
  ややアダルト調のサウンドとなっている。

③ AT-15Ea
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  針折れ品を入手したが、AT-10G系の振動系を入れ替えて復活させた。
  やや短めのカンチレバーを選んだ、AT-15Ea らしいサウンドが再現できている。
  AT-15Eaのサウンドの特徴はボディにあると考えれているが、ボディはオリジナルなので当たり前かもしれない。



④ オルトフォン LM-30H
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  コンコルド系のユニバーサルタイプだ。
  針がついていてラッキーと思ったが、ダンパが劣化してふにゃふにゃ
  胴体着陸してしまう、手持ちの LM-10H原音向けのスタイラスがあったのでそちらで代用する。
  原音シリーズは、楕円ダイヤモンド、チタンコーティングカンチレバーが特徴だ。
  楕円は入手困難だ。
  
  繊細で、解像度の高いサウンドが楽しめる。
  原音シリーズだけあって、オリジナルに近いサウンドが再現できていると思う。
  原音シリーズは入手困難だ。


⑤ピッカリング XUV/4500Q
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  スタントンの互換針楕円針で復活させた。
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  当時のピッカリング製の交換針は、ダンパが劣化してまもに再生できないものが多い。
  スタントンの互換針は、楕円だけあって、繊細で非常に高解像度のサウンドだ。
  

⑥ピッカリング XV-15/625
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  ピッカリングの交換針は太くて短くて驚いた。
  残念ながら、カンチレバーに打痕がある。一応問題なく使えているようだ。
  この太さのカンチレバーとは逆にハイ上がりで繊細なサウンドを聴かせる。

  

⑦ パイオニア PC-110
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  プレヤーの付属カートリッジとして広く採用された。
  かなりレンジも広く、ローコストおまけカートリッジとは思えないサウンドだ。
  かなりメリハリのあるサウンドで高級機に入れても違和感はない。

⑧ パイオニア PC-3MC
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  80年ごろのMCブームに乗って、付属品カートリッジとして広く採用された。
  ⑦ と比べると差がつく、解像度も上がり、音場も広がり情報量も増えた。
  MC型らしいサウンドがMMポジションで楽しめる。

⑨ エンパイア 2000E/Z
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  舶来のカートリッジは実売と定価があまりに乖離しており正確な値段はわからない。
  高級カートリッジらしく、情報量が多く安定したサウンドだ。
  低域の量感は控えめだ。

⑩ テクニカ AT-F3II
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  アナログ終盤期に投入された。
  長岡氏べた褒めカートリッジだ。
  ハイコストパフォーマンス機であることは間違いない。
  レンジの広さと音場の広大さはさすがだ。
  

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カートリッジをまとめて聴く その93 [試聴日記]

① テクニクス EPC-205CMK2
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  大人気 ECP-205CMK3 の前身機種だ。
  ワイドレンジで、MM型とは思えないサウンドだ。
  低域の量感、更に最低域も申し分なし。
  さずが日本を代表していたカートリッジだ。


②オルトフォン VMS-20E
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 基本構造は、F-15シリーズと同じだ。
 最大の違いはスタイラスチップだろう。
 VMSシリーズは無垢ダイヤ、F-15シリーズは接合ダイヤ使用だ。
 サウンドはレンジも広くさすが高級機といった印象だ。


③ ビクター MD-1020
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 本品はグランツからのOEM供給品だ。
 MD-1016から強化されている。
 接地面積の増大、逆三角形で設置面積最大で強度が増している。
 本品は貴重な4CH対応だ。
 妙にハイ上がりになりすぎる事もなく、大変バランスの良いサウンドだ。
 付属のカートリッジとは思えないできだ。

④ エンパイア 1000ZE/X
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 1000番シリーズの最高峰、4000シリーズのスタイラスチップは接合ダイヤだが、
 本機は無垢のダイヤモンドだ。
 音はフラットで癖のないサウンドだが、47KΩでうけると落ち着いたサウンドになる。
 今回は100KΩで受けている。


  
⑤ パイオニア PC-110
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 パイオニア PC-110 付属品のカートリッジ何度も何度も聴いている。
 傾向としてはだいたい同じだ、バランス良いサウンド、安定志向のサウンド
 高域は欲張らす、中低域重視のサウンドだ。

⑥ テクニカ AT-DS3
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  AT-100シリーズの DS向けというラインナップだ。
  カンチレバーが太い、音も図太いと想像されるがかなり違う。
  かなりハイ上がりで、繊細な音を聴かせる。
  AT-150シリーズと共通のサウンドに力強さも感じる。
  意外と隠れたハイCPだったのではないだろうか?


⑦ テクニカ AT-105H
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  このモデルは各社にOEM供給されていた。
  Technics EPC-H35 も OEM供給品だ。
  ⑥ よりアダルトで ⑤ よりヤングでバランスが良い。
  低域の切れもいいが、最低域の伸びは一歩後退か?


⑧ YAMAHA MC-801(テクニカ AT-312 相当品)
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  YAMAHAの付属プレヤー向けのカートリッジだ。
  AT-312の派生機種だろう。
  とても MC型らしいサウンドを聴かせてくれる。
  出力電圧が大きいのも音質的には楽だ。

⑨ パイオニア PC-110
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  今考えると、とてもバランスの良いカートリッジであり、買い換えなくても良かったかもと感じある。
  今回の固体は高域方向にエネルギーが集中しており、MM型らしからないサウンドとなっている。

⑩ ビクター MD-1016
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  ベルトドライブ時代を支えた、ビクターのプレヤーに標準的に採用されていた。
  グランツからのOEM供給品だ。
  付属カートリッジだが、十分Hi-Fiで使える。







カートリッジをまとめて聴く その92 [試聴日記]

① Numark CC1
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 ロゴには JAPAN と書かれてある。どこが製造しているのだろうか?
 オルトフォンコンコルドの派生機種というかパクリというか
 しかし、取っ手がとても良く考えられている。
 オリジナルのコンコルドは引っかかりがなく、手からよく滑りそうになる。
 音は、ハーモニーよく分離できているし、Hi-Fiとしても十分使える。
 中低域重視のサウンドだ。

② オルトフォン FF-15+ナガオカ製交換針針

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 「いとしのエリー」は小学校6年生以来聴いてみた。
 桑田さん意外とハスキーボイスで、ちゃんと聴くと曲の印象はだいぶ変わる。
 この時に使っていたカートリッジは FF-15 ダイエーバーゲン品だった。
 FF-15は、ややハイ上がりの印象があるがその通りのサウンドだ。

③ Lo-D MT-24
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 グランツからのOEM品だ。ビクターのZ-1系と共通の発電ユニットだ。
 正確なサウンドといった印象で、高域の切れは②の方がいいように感じる。

④ エンパイア 1000ZXL
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 プリアンプ C-2a は100KΩで受けることができる。100KΩでもかなり落ち着いたサウンドだ。
 なかなか現在では遭遇できないサウンドだ。4000シリーズとはかなり異なった音調だ。
 上品なアダルトサウンドといった感じだ。

 

⑤ テクニカ AT-12E
⑥ テクニカ AT-13E
⑦ テクニカ AT-14Ea
⑧ テクニカ AT-15Ea
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  やはりシリーズ展開は必要なのだろうか、再度聞き比べてみる。
  AT-12E 
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細かい音は良く拾うし、声がかなりリアルに聴こえる。0630_1.jpg

  AT-13E 
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ややアダルト調のサウンドだが、声の質感が上がっている。0630-2.jpg

  AT-14Ea 
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しかし、デザインというか配色で損をしている。
       Eaシリーズの企画のセンスが疑われる。
       13Eより、声が若々しくなった感じがする。
       中庸のサウンドでバランスが良い。0630-3.jpg

  AT-15Ea 
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メタルボディの影響か、思い描いている声を聴かせてくれる。
       こんなロングセーラーになるとは思ってもいなかった。
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⑨ ビクター MD-1016
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  グランツからのOEM品で、ベルトドライブ時代のプレヤーの付属カートリッジとして採用された。
  交換針は、ナガオカ製である。
  MD-1016 はポテンシャルの高いカートリッジだ。
  レンジはそこそこだが、とてもバランスが良いカートリッジだ。

⑩ テクニカ AT-95
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  EPC-270の新型?ではない。
  付属で組み込まれている AT-95 をユニバーサル型で使うために一工夫。
  AT-95の発電ユニットとEPC-270の発電ユニットの幅が0.1mm単位で同じだ。
  単なる偶然とは思えない。
  EPC-270のモールドにAT-95をはめ込みユニバーサル型として使えるようにした。
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  AT-95 AT-10Gに変わるスタンダードカートリッジだ。
  AT-10Gと同じく分厚い低音で安定したサウンドを聴かせる。




VICTOR JL-B44 を修理する。 [修理記録]

VICTOR JL-B44 を入手した。
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状態は、ボタンが機能しない状態だった。
非常に綺麗な状態だし、ばらして修理することにした。
グリスの固着と予想してばらしていく

蓄層のキャビネットで、くり抜いてある。
高級機のつくりだ。P1120519.JPG

モーターはダイキャストにマウントしてある。凝っている。P1120518.JPG

アームは、ジンバルサポートだ、とても芸術的デザインだ。
機能美がデザインとなっている。
ケーブルは RCA で交換可能だ。
手抜きなし、今なら幾らだろうか?
DP-1300MK2 よりずっと高級感がある。

それはさておき、スイッチボックスをばらしてみた。
案の定、グリスの固着だ。
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P1120523.JPG P1120525.JPGP1120526.JPG

スプレーグリスを浸透させ、何度も往復してスムースに動くようになった。P1120524.JPG

45回転が機能しないが、マクロスィッチが不良であることが分かった。
33回転復活で止めておいた。
ストロボスコープもぴたりと止まって、問題なし。
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試聴してみる。

ちょっと長めに聴いてみた。
カートリッジは F-8Lと32Eを選択した。時代的にもぴったりだろう。

F-8L
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オモチャみたいな筐体からこのサウンドは信じがたい、しかしMMとは思えない素晴らしいサウンドだ。


AT-32E
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長岡氏が絶賛していたカートリッジ、氏の評価とおりサウンドが散乱してハードでダイナミックなサウンドを聴かせる、ハーモニーも見事に分離解像度の高い。

曖昧なところはなく、きっちりとしたサウンドで 49800円のサウンドではない。
解像度も高くしっかりしたサウンドだ。
低域のふくよかさはなく、高級機でも十分通じる。
アームも十分使える、このジンバルサポートのデザインなぜか惹かれる。




カートリッジをまとめて聴く その91 [試聴日記]

① フィリップス 922
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  針折れ品を修理した。
  非常にしっとりとしたサウンドだ。
  低域の芯もしっかりしており、刺激的な音はきかせない。

② パイオニア PC-110P1120411.JPG

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  付属カートリッジの代表と言って良い。
  自分の最初に使ったカートリッジもこれだった。
  改めて聞きなおしても、非常に安定したサウンドで安心して使える。

③ テクニクス EPC-280C
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  EPC-270Cの派生機種だ。
  270C の上級機ということで、スタイラスコニカルだが、天然無垢のダイヤを採用している。
  カンチレバーも硬質軽合金ストレートパイプとなっている。
  レンジは拡大されており、潜在能力の高さを感じる。

④ テクニクス EPC-207C
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  EPC-205C のコストダウンモデルだ。
  サスペンションは、ダンパのみ(205Cは、テンションワイヤー)
  スタイラスチップは、接合楕円(205Cは、無垢楕円ダイヤモンド)
  交換針の鉛スタビライザは省略

  デザインのせいかあまり話題にも上らなかった。
  サウンドは高級機に近づいており、⑤より更にレンジは拡大されており、現代的なサウンドとなっている。

⑤ テクニクス EPC-1200P1120414.JPG

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  2000年頃に生産されたカートリッジだ。
  MMとは思えないハイ上がりなサウンドだ。
  量感とか質感は控えめだ。
  オーディオ雑誌では、ヤング向けサウンド、ロック、ポップス向けと評価されるだろう。



⑥ テクニカ AT-OC7
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 ほぼ新品を入手した。シールは18000円となっている。今となっては考えられない安さだ。
 OC-7 の発電ユニットはAT-3F系で、メタルボディでがっちり挟み込めばOC-7の完成だ。
 カンチレバーは極細で極小のスタイラスチップだ。
 音は計測器サウンドがぴったりだ。
 正確に、再生しているよう思う。
 同程度のカートリッジを今買うと、5~6万くらいだ。


⑧ AT-10G コニカル
⑨ AT-10G シバタ針

  何かと話題のシバタ針とコニカル針を比べてみた。
  ボディは AT-10G系だ。

  コニカル
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  シバタ針
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  比べて聴くと違いが良くわかる。
  音場はシバタ針のが格段に広くなっている。
  子音もしっかり再生できてる。
  シバタ針のがよく正確再生できているように感じる。
  コニカルもがんばっているが、音場感や質感等ではやや後退する。

⑩ テクニクス EPC-205CII
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  大人気 EPC-205CIIIの前のモデルだ。
  EPC-205CIII と同様に癖がないとてもフラットな音調だ。
  音場も⑨より更に広がり、情報量も増えた感じた。
  IIIじゃなくてもIIでもこのモデル共通の良さが楽しめる。




オルトフォン カートリッジ集中試聴 その4 [試聴日記]

オルトフォン カートリッジ をまとめて聴いてみる。
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① VMS-20EMK2

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 このシリーズは、背が低いカートリッジとしても有名だ。
  DL-103も背が低い。VMSシリーズは F-15シリーズの上位機種となっている。
  スタイラスチップは、ファインラインだと思う。
  F-15シリーズは接合ダイヤモンドだ。
  音はとてもバランスが良い、雰囲気も出してくれる。
  もう少し、高域に切れがあっても良い。

② VMS-20E
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  ①との差は良くわからないが、ややアップライトなサウンドとなっている。
  ①をややアダルト調なヨーロピアンサウンドだとすれば、
  軽快で、明るいカルフォルニアサウンドと言っていいだろう。

③ コンコルド STD
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  あまりにも軽すぎたコンコルド、バランスがとれないプレヤーが続出。
  標準的な重量として STD を販売した。
  何度見ても美しく惚れ惚れとする。
  サウンド、VMSシリーズとはかなりことなり、低域の押し出しがサウンドだ。
  高域の解像度は、VMSシリーズは及ばない。
  スタイルを見ているだけでも十分楽しめる。
  
 

④ MC-20
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 オーディオブームの定番の高級カートリッジだ。
 出力電圧が低いため、内臓MCハイゲインイコライザーのテストにもよく使われた。
 量感がもう少し欲しいが、高域の解像力が申し分ない

⑤ MC-20MK2
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  MC-30 のメタルボディの成功に気をよくして、以降のMC二桁シリーズのボディはメタル化されている。
  MC-20も弱点ともいえる量感は見事に保管されており、スピード感も満点で、さすが高級カートリッジといった感じだ。
  やはり出力電圧は相当低い。

⑥ MC-200
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0513-6.jpg  非常に状態はいいのだが、左CHが断線だった。残念。
  出力電圧は更に小さい。
  カンチレバーは、ボロンだしスタイラスチップはファインラインで期待はできた。

⑦ HMC-10
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  出力電圧は標準的な大きさで扱いやすい。
  かなり、アップライトなサウンドで MC-20 ににいている。
  低域のアタック音や、最低域のベースは良く伸びている。



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