カートリッジをまとめて聴く その19 [試聴日記]
① テクニクス EPC-205C2
曲がったカンチレバーを途中でカットして、アルミパイプのカンチレバーで繋いだ。
大人気 EPC-205CMK3 の全機種だ。
ダンパは、テンションワイヤー方式で本格的な装備となっている。
さてサウンドは?
叩きつけるような豪快なサウンドだ。ハイ上がりぎみだが、非常にワイドレンジなサウンドだ。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
② SONY VL-15
このカートリッジのダンパは、ネバネバして弾力がすっかりなくなっている。
これは、奇跡的にセーフだったこたい。
このカートリッジは、コストパフォーマンスが非常に良い。
価格を感じさせない、ワイドレンジ化が図られている。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
③ DL-103M
名前は 103だが、ボディのサイズも違うし、全く別系統と考えて良いだろう。
空芯コイルで、ボロンカンチレバー DL-305 の弟分といった感じだ。
サウンドは、フラットで広大なレンジのサウンドが、DENON 入魂の一品といった感じだ。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
④ グレース F8-L
針折れ品を修理した。
L だと受けがモールドでちっとも高音質じゃない。
まるで玩具だ。
噂は本当か?
考えていた。
新潟の石丸電気には グレースのカートリッジは売っていなかった。
地方では実質入手困難だった。
高音質のわけはわからないが本当に良くできたシリーズだと思う。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
⑤ テクニカ AT-34E
これは、銘記 AT-33 系の祖先ともいれる。
このカートリッジの好評価を得て、単体 AT-33E が誕生したとも言われている。
このカートリッジは何個か持っているが非常に好きなカートリッジの一つだ。
マグネシューム合金一体型ヘッドシェルが功を奏しているのじゃないかと思う。
しかし、この固体は針折れ品だ。
せっかくの高音質を生かす、カンチレバーを考える。
在庫置き場をみると、AT-13E ダンパ NG のカンチレバーがある。
これを移植することにした。
AT-13 の内径と AT-34E の外径がほぼ同じで、ぴったり接合できた。
これ
サウンドはこちら
相性も見た目も抜群のようだ。
やはりマグネシューム合金が功を奏しているのか、高級感あふれるサウンドとなっている。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
⑥ DL-103 & 103LC2
どちらも修理品、今回はヘッドシェルも同じものにして比較試聴してみた。
どちらがいいかといわれれば僅差だ。
103LC2 の方が、高域の解像度が僅かに高い。103 の方が低域の厚みが少ない気がする。
しかし、個体差ですといわれればそんな気もするし、大きな差はなかったような気がする。
103LC2
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103
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⑦ ビクター 4MD-1X
MD-1016 に交換針 4DT-1X を装着して、4MD-1X 相当した。
テンションワイヤーで引っ張ってある本格的なスタイラスチップだ。
針は、シバタ針でやはり高域の伸びが違う。
このカートリッジが一番好きという人も多い。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
⑧ オルトフォン MC-20
針折れ品を修理した。MC-20 もダンパーが経たっていることが多いので要注意だ。
この固体は問題ない。綺麗に仕上がったと思う。
トレーシング能力も問題なく、再現できている。
繊細で高解像度のサウンドが楽しめる。
やや細身のところもオリジナルと似ている。
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⑨ テクニカ AT-14E
こちらはオリジナルのスタイラスチップこれも AT-15 の陰に隠れてさっぱり売れなかったのでは
ないだろうか?
長めで、細いカンチレバーが功を奏し、高解像度のテクニカサウンドが楽しめる。
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⑩ テクニカ AT-13d
針折れ品だったが、AT-10系の新品の振動系ごと移植した。
交換針は新品と同様だ。スタイラスチップは丸針だが、問題なく再生できる。
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曲がったカンチレバーを途中でカットして、アルミパイプのカンチレバーで繋いだ。
大人気 EPC-205CMK3 の全機種だ。
ダンパは、テンションワイヤー方式で本格的な装備となっている。
さてサウンドは?
叩きつけるような豪快なサウンドだ。ハイ上がりぎみだが、非常にワイドレンジなサウンドだ。
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② SONY VL-15
このカートリッジのダンパは、ネバネバして弾力がすっかりなくなっている。
これは、奇跡的にセーフだったこたい。
このカートリッジは、コストパフォーマンスが非常に良い。
価格を感じさせない、ワイドレンジ化が図られている。
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③ DL-103M
名前は 103だが、ボディのサイズも違うし、全く別系統と考えて良いだろう。
空芯コイルで、ボロンカンチレバー DL-305 の弟分といった感じだ。
サウンドは、フラットで広大なレンジのサウンドが、DENON 入魂の一品といった感じだ。
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④ グレース F8-L
針折れ品を修理した。
L だと受けがモールドでちっとも高音質じゃない。
まるで玩具だ。
噂は本当か?
考えていた。
新潟の石丸電気には グレースのカートリッジは売っていなかった。
地方では実質入手困難だった。
高音質のわけはわからないが本当に良くできたシリーズだと思う。
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⑤ テクニカ AT-34E
これは、銘記 AT-33 系の祖先ともいれる。
このカートリッジの好評価を得て、単体 AT-33E が誕生したとも言われている。
このカートリッジは何個か持っているが非常に好きなカートリッジの一つだ。
マグネシューム合金一体型ヘッドシェルが功を奏しているのじゃないかと思う。
しかし、この固体は針折れ品だ。
せっかくの高音質を生かす、カンチレバーを考える。
在庫置き場をみると、AT-13E ダンパ NG のカンチレバーがある。
これを移植することにした。
AT-13 の内径と AT-34E の外径がほぼ同じで、ぴったり接合できた。
これ
サウンドはこちら
相性も見た目も抜群のようだ。
やはりマグネシューム合金が功を奏しているのか、高級感あふれるサウンドとなっている。
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⑥ DL-103 & 103LC2
どちらも修理品、今回はヘッドシェルも同じものにして比較試聴してみた。
どちらがいいかといわれれば僅差だ。
103LC2 の方が、高域の解像度が僅かに高い。103 の方が低域の厚みが少ない気がする。
しかし、個体差ですといわれればそんな気もするし、大きな差はなかったような気がする。
103LC2
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103
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⑦ ビクター 4MD-1X
MD-1016 に交換針 4DT-1X を装着して、4MD-1X 相当した。
テンションワイヤーで引っ張ってある本格的なスタイラスチップだ。
針は、シバタ針でやはり高域の伸びが違う。
このカートリッジが一番好きという人も多い。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
⑧ オルトフォン MC-20
針折れ品を修理した。MC-20 もダンパーが経たっていることが多いので要注意だ。
この固体は問題ない。綺麗に仕上がったと思う。
トレーシング能力も問題なく、再現できている。
繊細で高解像度のサウンドが楽しめる。
やや細身のところもオリジナルと似ている。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
⑨ テクニカ AT-14E
こちらはオリジナルのスタイラスチップこれも AT-15 の陰に隠れてさっぱり売れなかったのでは
ないだろうか?
長めで、細いカンチレバーが功を奏し、高解像度のテクニカサウンドが楽しめる。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
⑩ テクニカ AT-13d
針折れ品だったが、AT-10系の新品の振動系ごと移植した。
交換針は新品と同様だ。スタイラスチップは丸針だが、問題なく再生できる。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
2014-07-31 15:51
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コメント(4)
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こんにちは♫
かねてから、オクで拝見していましたが、ブログは最近観ました。
多分、怪しい骨接ぎと想像していましたが、ブログを見て貴殿の修理技術の高さに感心しました。
音が貼ってあるのは、世界的に見ても画期的ですね。
音の批評も、凄く的確です。
ちなみに、わたしのお気に入りは、GMC-20Eです。
by しんのすけ (2014-08-08 13:52)
コメントありがとうございます。
グランツは、大手 OEM メーカーだったんですね。
ビクターもかなりお世話になっていたようです。
GMC-20E は私も持っていますが、お気に入りのひとつです。
ただのこのころ生産されたダンパは加水分解するようで、ふにゃにゃになって流れ落ちているものも多いようです。
これもなんとか修理できないかと思案中ですが、難しいです。
治具が必要です。市販のピンセットより、更に細いピンセットを自作しようかと考えています。
今後もよろしくお願いします。
by en_ide (2014-08-08 22:11)
自分は単品コンポ販売をちょうど20年やってまして(現在フリー)アナログ歴35年です。
かなり処分して現在32個のカートリッジ所有してますがGMC-20Eは新品でほとんど聴いてないのがあって、このサイトでの評価?で興味が出て聴いてみたらレンジ感よりもクセのないフラットバランスなサウンドだったので、それ以来、決行出番が増えました。 ちなみにこれの未使用新品針も所有しているのでかなり長年使えそうです。
ぜひ聴いてみたかったのが(基本MCですが)FRのPMCシリーズとアントレーのMCです。いつの日かGETしたいですね。
by masaru fujimori (2015-07-30 02:46)
FR の PMC はすばらしいデザインです。レポートは書いたつもりでしたが、誤って消してしまったようです。近々にまたレポートします。
アントレなら EC-20 か EC-35 がいいと思います。
テクニカとサウンド基調は似ており、高解像度、ハイスピードのサウンドが楽しめます。
ただし、アナログ特有の雰囲気を求めるなら、がっかりするかもしれません。
GMC-20E はサウンドは素晴らしいのですが、ゴムの劣化が心配です。
飴状になっているダンパがほとんどです。なるべく空気に触れないように保管してください。私は、最終手段として、ゴムダンパの差し替えを行って復活させています。5戦 4勝1敗といったところです。
今後もよろしくお願いします。
何か聴いてみたいカートリッジがあれば、リクエストをお願いします。
手持ちであれば、レポートしてみたいと思います。
私も大学生のときは、サトー無線、ロケット電気、コジマ電気の店員をやっていました。時には、ケンウッドのヘルパー、オンキョウーのヘルパーもやっていました。
by en_ide (2015-08-01 16:23)