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カートリッジをまとめて聴く その75 [試聴日記]

① テクニカ VM-35
② テクニカ AT-84E
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 ①は、VM-3の派生機種だ。AT-84E は海外向けモデルと思われる。
 どちらも VM-3 と同じくスタイラスチップは、無垢のダイヤモンドだ。
 音はワイドレンジで、解像度も高い、AT-84E の方がやや細身に聴こえるがシェルの影響か
 ローコストモデルとは思えないサウンドだ。

VM-35
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AT-84E
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③ テクニカ AT-120Ea
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 100 シリーズのローコストモデルだ。
 実際は AT-150 か AT-120 だけが売れていたよう思う。
 山積みされているモデルは AT-120 だった。
 冷静に考えてみると内容からしても非常にお買い得なモデルだった。
 無垢のダイヤモンドで、サウンドも上級機に引けを取らないサウンドだ。

④ オルトフォン OM-10
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 LH-10シリーズの派生機種だ。
 ややレンジは狭いようだが、安心して使える。
 針圧は2g程度印加した方がいいようだ。

⑤ パイオニア PC-110
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  スタンダード的なカートリッジだ。
  パイオニアのプレヤーの付属カートリッジとして幅広く使われた。
  安定したサウンドが楽しめる。

⑥ スタントン 681EE
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 型番は今一分からないが、文字が赤、スタイラスチップが無垢のダイヤであることら推測すると
 681EEではないかと思われる。
 ワイドレンジで、DJ向けではなく一般のHi-Fi向けとして十分使える。



⑦ パイオニア PC-20
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  PC-10 シリーズの最終形?
  年代を感じさせない、ワイドレンジだ。
  ややアダルト調のサウンドで、安定したサウンドを聴かせる。
  解像度も高い。

⑧ パイオニア PC-330
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  70年代後半の高級機のプレヤーの付属カートリッジだ。
  ⑦ より更にワイドレンジ化が計られ、よりフラットなサウンドだ。
  このサウンドなら高級機に組み込んでも違和感はない。

⑨ ビクター MD-1016
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  このカートリッジはかなりポテンシャルがあるとようだ。
  低重心で、非常にレンジも広いし解像度が高い。

⑩ テクニカ AT-12E
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  さすがテクニカサウンドといった感じで、音場が広く高域の切れも抜群だ。
  日本のHiFiカートリッジの見本といったところだろう。


 


  






カートリッジをまとめて聴く その74 [試聴日記]

① テクニクス EPC-205CII
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  大ベストセーラー EPC-205MKIII の前身機
  テンションワイヤー方式のサスペンションで、ワイドレンジで高解像度のサウンドが楽しめる。

② テクニカ AT-E50
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  新シリーズはあまり人気が出ないで終了してしまった。
  針折れ品を入手したが、振動系を入れ替えて再生した。
  ① と比べるとやはり解像度が少し落ちるが、明るくてヤング向けのサウンドだ。

③ B&O MMC-20E
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  非常に独特のサウンドだ。低域の重視のサウンドで、刺激的な音は聴かせない。
  非常に落ち着いたサウンドだ。


④ オルトフォン 320
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  T4P 規格のカートリッジだ。何回か聴いたことがあるがこの固体もワイドレンジで解像度高い。
  現代的なサウンドを聴かせてくれる。

⑤ エンパイア 2000E
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  チップ落ち品をカンチレバーで繋いで修理した。
  明るく元気が良く、ヤング向けのサウンドを聴かせてくれる。

⑥ テクニカ AT-32EII
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  長岡氏推薦のカートリッジ、AT-33Eを凌いだかもと評価していた。
  AT-33E ハイ上がりドンシャリのサウンドだが、本機はワイドでフラットで癖が無い。
  ワイドレンジで AT-33E とは違った方向のサウンドだ。



⑦ ピッカリング HiFi-EP
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  オルトフォンとデザインは良く似ている。
  支柱も全てモールドである。ややレンジを抑え気味だが、安心して使えることができる。

⑧ テクニカ AT-15Ea
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  ⑦と比べると、やはりワイドレンジで、解像度も上がっている。
  さすが高級カートリッジといった感じだ。やはりややアダルト調のサウンド傾向だ。

⑨ オルトフォン VMS-10MK2
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  VMS シリーズのエントリーモデルだ。
  緑の色もモールドが安っぽく見えない。欧州の人のセンスがいいのだろう。
  ⑧ より低域の量感とか芯がしっかり再生できている。解像度はやはり日本製のテクニカの方が上だ。

⑩ オルトフォン M20FL SUPER
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  ボディが黄金色で高級感がある。ダンパがややヘタリ気味だが、1.5g で胴体着陸することなく、
  問題再生できる。
  スタイラスチップは特殊楕円であることが良くわかる。カタログにはファインラインと書かれている。
  かなり情報量が多いサウンドだ。解像度も高めだが、量感はやや寂しい。



CD-4 対応カートリッジを聴く [試聴日記]

CD-4 対応カートリッジを聴く聴いてみた。

高域の規格をクリアするために シバタ針か特殊楕円が採用されていた。

Lo-D 型番は不明だが グランツからのOEM 供給品だ
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ワイドレンジで音場が広い。高域の切れも良く、歪み感はなし。
素晴らしいサウンドだ。


ビクター 4MD-1X
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Lo-D とごこからどう見ても同じモデル。
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スタイラスチップは微妙に違うようだ。
音の傾向も同じで、ワイドレンジで解像度もすばらしい。
ヘッドシェルの影響か量感はこちらの方が優れている。


テクニクス ECP-441
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EPC-270 に 4CH対応のシバタ針バージョン
こちらも、ワイドレンジで音場も広い。
ややゆったりとしたエレガントなサウンドとなっている。

4CHとの違いを見るために

ビクター MD-1016 0.5mil 丸針バージョンも参考に聴いてみる。
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出力はやや高めだ、やはりやや解像度は抑え気味で中域、低域が充実している。





 

カートリッジをまとめて聴く その73 [試聴日記]

① ビクター X-1II/E
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  以前も聴いたことがあるが、ビクター X シリーズは本当に良くできている。
  テクニカと音質面では対等に戦える。
  おそらく、グランツからのOEMだろう。
  Z-1系とは違った良さがある。
  高域の切れ、解像度は文句なし、ワイドレンジで定位も良い。

② オルトフォン VMS-30MK2
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  かなりゆったりとした、アダルトのサウンドだ。
  高域がだれることがなく、芯のしっかりしたサウンドだ。
  雰囲気も良い。さすが高級機といったところだ。

③ パイオニア PC-16
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  PC-330 の前機種だ。①と②と比べると解像度は若干落ちる。
  レンジもやや狭い、バランスが良く聴き疲れないサウンドを聴かせてくれる。

④ SONY XL-15
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  交換針は、オリジナルだ。オリジナルの意味は改造したり、修理したりしているので意図的に記載している。
  本品のダンパは問題なく使える。
  高域の切れは抜群で、解像度も高い、やや量感が抑えられている。好みが分かれるところだ。
  非常に自分好みだし、高級機に入れても違和感はない。

⑤ テクニカ AT-14Sa
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  古くて新しいシバタ針、なんで止めてまた復活したのだろうか?
  シバタ針は傾向的にややアダルトな方向に行くように感じる。
  ④を聴いた後なので余計そう感じるが、非常にゆったりとして、優雅なサウンドである。
  リッチなサウンドが楽しめる。

⑥ テクニカ AT-15Ea
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  ヘッドシェルにアルミブロック削り出しの T-17を選択した。
  ⑤ より更にゆったりとした、貴族のサウンドといった感じだ。
  立ち上がりは早く、高域がうるさくなることもない。
  T-17 との相性はいいようである。


⑦ パイオニア PC-330
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 PC-330:高級プレヤーの付属カートリッジ
 PC-110:普及プレヤーの付属カートリッジ
 として長く、沢山投入された。

 PC-330はややアダルトタッチだが、高級機に組み入れても違和感なく使える。


⑧ Lo-D MT-24

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  本品は、グランツからのOEM供給品だ。
  ビクターのZ-1Sと発電ユニットは同じで、上部モールドだけが異なる。
  音場も十分広く、Z-1Sと同様に高品位のサウンドが楽しめる。

⑨ テクニカ AT-10G
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  日本のスタンダードカートリッジ。
  OEMも含めたら、出回っている数は多い。
  最近型が壊れて製造中止になったらしい。
  再生産はしないのだろうか?

  安心して使用できるカートリッジだ。

⑩ AKG PU-3E
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  非常にレトロというかクラシックな製品だ。
  とても保存状態はいい。
  ややレンジは押さえ気味だが非常にゆったりとしたアダルトチックなサウンドだ。
  ELAC 製品のサウンド似ている。日本製品にはない独自のサウンドだ。










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