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サテン OEM SONY VC-20 を聴く。 [試聴日記]

サテン OEM SONY VC-20 を聴く。
P1110808.JPG
といっても入手してから既に5年経過して放置されている。
交換針を大量に買ったら、ND-200G があった。
XL-20 の派生機種 XL-200 の交換針かと思いきや
ネジ止めの交換針が入っていた、もしかして 放置してある VC-20 の交換針か?
と探していたら、VC-20が出てきた。

VC-20はサテンからの OEM 供給品らしい。

FALCON GG-20F(ファルコン 20F)のステレオプレーヤーシステム PS-20F に付属するカートリッジのようだ。
MC 型(ヘッドシェルと一体),
周波数特性 10Hz~35kHz,出力電圧 0.3mV(1kHz, 5cm/s, 45°),
針圧(最適針圧)1~2g(1.5g),
交換針 ND-20G,自重 19g と記載されている。
ゴミがけっこうすごい、カンチレバーの根元には、粘度の高いシリコンオイルと思われるものが塗られている。
そのためゴミが不着しやすい構造となっている。
0507_1.jpg
0507-3.jpg
まずは、付属して交換針で聞いてみる。
顕微鏡で観察した感じではいけそうな感じだ。
音を聴くと歪んでいる。
波形で確認してみる。
2.jpg

スタイラスチップは問題ないようだ。
0507-4.jpg
高調波が盛大に出ている、どうもダンパが駄目になっているようだ。

未使用新品に代えて再度測定してみる。
高調波は当然あるが、アナログレコードではよくある波形だ。
3.jpg
少ないで特性も綺麗で、1KHz がシャープに立ち上がっている。
ダイヤモンドは磨耗していなくてもダンパが寿命を迎えている典型的なパターンだ。
0507-5.jpg

再生音はこんな感じ



どうも、サテンのカートリッジと音の調子が違う。

① 図太い低音
② 控えめな高域、繊細さもやや控えめ
③ 電圧も控え目、一般的な MC レベル

ヘッドシェル一体型だが、取っ手は一体の削り出し構造のようだ。
削って捨てる部分が多く、非常に手間ひまかかった製品といえる。





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