カートリッジをまとめて聴く その27

① テクニクス　EPC-271CS

　　一体型カートリッジ、一体型の良さが出ており、モールドのヘッドシェルとは思えないサウンド
　　針は若干打痕はあるが機能性能には問題ないようだ。

　　

再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら

②　パイオニア　PC-110

　付属カートリッジでかなり採用された。
　音は、素直で通常使用では問題ない。レンジがやや狭い。

再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら

③　ナガオカ　MP-10


　　最近復刻したようだが、これは間違いなくオリジナル。
　　音場は広めだが、最下位モデルのせいか、やはりレンジがやや狭い。
　　
　

再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら

④　テクニカ　AT-33E


　　　こちらも針折れ品を修理した。
　　　AT-14E　のカンチレバーを移植した。
　　　楕円の針はバーチカルアングルがシビアで歪んだりすることもある。
　　　テクニカ同士なら、安心だ。
　　　楕円の良さか、ワイドレンジなサウンドが楽しめる。

再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら

⑤　DENON　DL-301

　　こちらも針折れ品を修理した。こちらは　303系の振動系と異なる。

　　開口部が広く、非常に作業性が良い。
　　明るくて、レンジの広いサウンドが楽しめる。

再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら

⑥　SHURE　SC-35

　　このシリーズはベストセラーだ。
　　カンチレバーが太いのでカーボンカンチレバーを移植した。
　　修理の結果は上々で、レンジの広いオリジナルに近いサウンドが楽しめる。


⑦　SONY　VL-15　＋　ND-250E
⑧　SONY　VL-15　＋　オリジナルスタイラス


　　　このカートリッジの交換針のダンパはだいたい駄目になっている場合が多く注意が必要だ。
　　　これも例外なく、やはり歪む。XL-250楕円とスリーブが共通なのでこちらで代用した。
　　　素晴らしいサウンドだ。楕円なので　XL-30　相当ということになるのかな？

　　　比較のために　オリジナルスタイラス

　　　やはり、楕円の方がレンジが広いように感じる。

　　　ND-250E

再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら

　　　オリジナル

再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら

⑨　テクニカ　AT-150E


　　好きなカートリッジの一つだ。
　　なんといっても明るい。レンジも広く解像度も高い、シャープな描画
　　低域の表現や雰囲気は苦手、日本人が作りましたって感じのカートリッジだ。
　　ハイ上がりで嫌いな人もいる。
　　でもこのカートリッジ好きです。

再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら

⑩　ヤマハ　MC-3


　　デンオン技術者が引き抜かれて作ったカートリッジ。
　　このデザイン好きです。スケルトン構造、デザインではかなり先を行っていた。
　　こちらは修理品だが、オリジナルの良さは出ている。
　　低域の表現力が良い、音場も広く、解像度も高い。
　　修理は成功と考えていいだろう。

再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら

コメント 2

denon dl-109r はvictor md-1016ですか。TRIO N-43の針のプラスチックを削ってさしたら、ちゃんとなりますが。


by jh3lon_kouichiro (2015-11-01 18:44) 

victor md-1016　はグランツからの　OEM供給品です。
109R　は　DL-8　==>　DL-108　からの派生系にも見えますが、オリジナル設計、製造のように思えます。
109　は、103　のMM版のようなデザインです。
MMは基本的な構造は同じなので、カンチレバーの保持がキチンとできて、マグネットの位置が適切であれば、問題なく再生できます。
上記をクリアすれば、トリオV-34の交換針でも109の再生は、可能です。

本来の設計意図とは違うかもしれません。
当時は、付属品などのローコスト品は、外部調達、利幅の大きい単品は自社で開発というスタンスだったようです。
OEM先は、テクニカ、グランツ、エクセルなどか担っていました。
その影響で、付属カートリッジは互換針がたくさんあることになります。

by en_ide (2015-11-03 15:38)