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グレース F-9 を修理する [修理記録]

グレース F-9 を入手した。
F-8 と違ってモールドからメタルボディに進化した。
更に、カンチレバーをワイヤーで引っ張る、テンション方式を採用している。
針なし、というか、ダンパすらない F-9U の修理。
いろいろ考えたが、MMカートリッジのスリーブごと移植した。


もう1つの固体は、グリーススタイラスノブで

F-9P のようだ。
スタイラスチップは、無垢の丸針で 0.65milのようだ

■インピーダンス 
■針先 0.65mil
■自重 6g
■交換針 RS-9P(\10,000)
■発売  1974~75年頃
■販売終了 1981年
■備考 価格は1975年頃のもの

F9-U の修理品
IMG_1384.JPG


F9-U に F-9P の交換針を装着
IMG_1386.JPG


F-9P オリジナル
IMG_1385.JPG


差が非常に小さい、やはりメタルボディの影響が大きいようだ。
F-9 と F-8、F-8 はやはり優秀である。
これをしのぐヒット商品が作れなかったのは、先を行き過ぎたせいか?

数多くのカートリッジを聴いてみたが、一番影響が大きいのは、
① ボディ
② ダンパ
③ ヘッドシェル
④ カンチレバー
⑤ スタイラスチップ
⑥ リード線
この順番だろう。

トータルバランスが大事と強く感じた。



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