断線カートリッジを有効活用、モノラルカートリッジ化 [情報]
断線したカートリッジ、これは修理不能じゃないかもしれないが、手間がかかる上
難易度が高い、だいたいは、端子版のハンダ腐食なので、綺麗に分解できれば修理可能だ。
何度かやったことはあるが、面倒なことこの上無しで、だいたいは諦めている。
モノラルレコード専用して復活させてみた。
片側のCHを両側に分配するだけだ、安全だし一番問題が少ない方法だ。
ステレオだと両CHをパラって接続したり、シリーズで接続したりする方法がある。
パラって接続すると一見良さそうだが、実際は LCH と RCH の波形はぴったりと一致していないと予測され、
ほんの少しの位相ずれが、音に大きく影響するようだ。
シリーズ接続は、長岡氏も言及しているが、コイルが相互に影響し、音質劣化をもたらす可能性がある。
これが一番、安全な方法だ、モノラルカートリッジを買うことが一番だが....
ケーブルの細工は簡単だ、片側を、赤と白をショートし、片側を青と緑をショートするこれだけだ
音源はステレオだが、サンプリングした。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
高級カートリッジのオルトフォン MC-10 Super が見事に復活?
この方法はステレオレコードのモノラル化では、なくモノラルレコードの再生が目的なのでステレオレコードのモノラル化には使えない。
追加実験
ネットで調べると、シリーズモノラルの方法があまり書かれていない。
波形やリサージュに言及しているサイトも少なかった。
自分でケーブルを作って実験してみた。
こんな感じ
一つ疑問がある。
モノラルレコードをステレオカートリッジで再生すると、音が悪いとか
パラレル接続すると音が悪いとか言われている。位相ずれを予測したのだが、実際に確認してみた。
低い周波数での位相ずれはほとんど無いが、10KHz でリサージュが変な形になり 15KHzでは雲のようになった。シリーズモノラル化も片CHモノラル化もリサージュは定規で引いたように真っ直ぐだ。
ただし、シリーズモノラルは音源がステレオだとリサージュは複雑な形になる。
ということで、断線カートリッジ第2弾 SONY XL-MC-1 のモノラル化をやった。
実験を行って、感じたことはやはり ステレオカートリッジの片チャネルを使ってモノラル化するのが音質的に有利で、安全で確実のような気がする。
ステレオ
ピンクノイズ
スィープ
シリーズ接続
ピンクノイズ
スィープ
片CHからのステレオ化
ピンクノイズ
スィープ
オルトフォン MC-20 を修理した、シェルに装着して、音だし確認したら....左CH 断線やん。
修理自身は問題ない。
しかたない、調子に乗って 片CH モノラル化を行い。モノラル専用カートリッジに仕立てた。
修理はこんな感じ、ぱっと分からない。スタイラスチップ接合ダイヤなので直ぐにばれるが
配線はこんな感じ、太めの線を使ったらこんな感じになった。
モノラルレコードは手持ちが少ないが、ビルエバンスの枯葉 モノラル録音で確認してみた。
定位が良い。当たり前だ。
ステレオで聴いたときとは全く違う。モノラルレコードは、モノラルカートリッジが良い。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
針折れのテクニカ AT-29 を修理した。片CH 断線だ。
仕方ないので、片CH モノラル仕様にして、利用することにした。
低域の量感が良く出ている。モノラルの低域は特徴的なサウンドだ。
立体感はある。不思議だ。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
難易度が高い、だいたいは、端子版のハンダ腐食なので、綺麗に分解できれば修理可能だ。
何度かやったことはあるが、面倒なことこの上無しで、だいたいは諦めている。
モノラルレコード専用して復活させてみた。
片側のCHを両側に分配するだけだ、安全だし一番問題が少ない方法だ。
ステレオだと両CHをパラって接続したり、シリーズで接続したりする方法がある。
パラって接続すると一見良さそうだが、実際は LCH と RCH の波形はぴったりと一致していないと予測され、
ほんの少しの位相ずれが、音に大きく影響するようだ。
シリーズ接続は、長岡氏も言及しているが、コイルが相互に影響し、音質劣化をもたらす可能性がある。
これが一番、安全な方法だ、モノラルカートリッジを買うことが一番だが....
ケーブルの細工は簡単だ、片側を、赤と白をショートし、片側を青と緑をショートするこれだけだ
音源はステレオだが、サンプリングした。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
高級カートリッジのオルトフォン MC-10 Super が見事に復活?
この方法はステレオレコードのモノラル化では、なくモノラルレコードの再生が目的なのでステレオレコードのモノラル化には使えない。
追加実験
ネットで調べると、シリーズモノラルの方法があまり書かれていない。
波形やリサージュに言及しているサイトも少なかった。
自分でケーブルを作って実験してみた。
こんな感じ
一つ疑問がある。
モノラルレコードをステレオカートリッジで再生すると、音が悪いとか
パラレル接続すると音が悪いとか言われている。位相ずれを予測したのだが、実際に確認してみた。
低い周波数での位相ずれはほとんど無いが、10KHz でリサージュが変な形になり 15KHzでは雲のようになった。シリーズモノラル化も片CHモノラル化もリサージュは定規で引いたように真っ直ぐだ。
ただし、シリーズモノラルは音源がステレオだとリサージュは複雑な形になる。
ということで、断線カートリッジ第2弾 SONY XL-MC-1 のモノラル化をやった。
実験を行って、感じたことはやはり ステレオカートリッジの片チャネルを使ってモノラル化するのが音質的に有利で、安全で確実のような気がする。
ステレオ
ピンクノイズ
スィープ
シリーズ接続
ピンクノイズ
スィープ
片CHからのステレオ化
ピンクノイズ
スィープ
オルトフォン MC-20 を修理した、シェルに装着して、音だし確認したら....左CH 断線やん。
修理自身は問題ない。
しかたない、調子に乗って 片CH モノラル化を行い。モノラル専用カートリッジに仕立てた。
修理はこんな感じ、ぱっと分からない。スタイラスチップ接合ダイヤなので直ぐにばれるが
配線はこんな感じ、太めの線を使ったらこんな感じになった。
モノラルレコードは手持ちが少ないが、ビルエバンスの枯葉 モノラル録音で確認してみた。
定位が良い。当たり前だ。
ステレオで聴いたときとは全く違う。モノラルレコードは、モノラルカートリッジが良い。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
針折れのテクニカ AT-29 を修理した。片CH 断線だ。
仕方ないので、片CH モノラル仕様にして、利用することにした。
低域の量感が良く出ている。モノラルの低域は特徴的なサウンドだ。
立体感はある。不思議だ。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
2016-01-10 12:40
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コメント(6)
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私もモノーラルレコードはモノーラルカートリッジで聴いたほうが断然音が良いと感じていました。
古いモノーラルレコードは盤の痛みもあり、高解像の新しいステレオカートリッジではノイズが耳について音楽に入れませんでした。
モノーラル専用カートリッジで聴くとスクラッチノイズは聞こえるものの、耳に障るような刺激的な音にはならず、静寂さをとりもどしたように聞こえます。
ステレオカートリッジのモノーラル化は並列ではなく直列が良いことは知っていたので、PC-110の直列を賞用していました。
この書き込みを見て、片チャネル断線をモノーラル化したところ、出力電圧は半分になりましたが、良い結果を得ました。
片チャネル断線はもう使えないと諦めていましたが、これで色々楽しめそうです。
このHPを参考に私も針折れの修理を試み、1年以上ほど試行錯誤しておりますが、いくつかの機種については納得できる水準になれたような気がします。
by kinko-z (2016-04-19 23:20)
シリーズのモノラル化は、言及しているサイトが少なく不思議です。
参考にしていただければ幸いです。
by en_ide (2016-04-20 23:16)
シリーズのモノラル化は、単純にインダクタンスが2倍になるのでハイ落ちになったりしませんか??
元々インダクタンスが小さい MC でのシリーズのモノラル化は問題ないように思いますが、MM ではインダクタンスが、
・SHURE M44G:720mH
・SHURE V15 III:500mH
と非常に大きいものがあります。
フォノアンプの入力インピーダンスは、普通 47 kオームで固定ですが、ここにシリーズでモノラル化しインダクタンスが2倍になったカートリッジを繋げると結構ハイ落ちになるような気がします。
by うんぱっぱ (2020-07-16 12:21)
インダクタは、ご指摘のとおりです。
実際は、ステレオカートリッジのL とR は位相がそろっていないので、高周波領域では干渉が大きくハイ落ちになっていると思います。
シリーズでのモノラル化は聴感上も?でした。
by en_ide (2020-07-19 00:23)
en_ide 様
うんぱっぱです。
早々の返信ありがとうございます。感謝感謝!!
私はスピーカーのドライブにデジタルチャンネルデバイダを使っており、これの機能を使って片チャンネルの入力信号を左右のスピーカーに振り分けることでモノラルレコードのモノラル再生を行っています。昔のプリアンプにもこんな機能がありましたよね。モノラルレコードを普通にステレオ再生した時と比較すると、
◆ シンバル、スネア、タムなどの打楽器の一発目の立上りが鋭い
◆ 空気感というか空間感がより感じられる
◆ 音の雑味が整理されて空間の透明感がでる
といった風に感じられ、効果は十分感じられます。
そしてメリットは、MC、MM関係なくどんなカートリッジでもハードウェアの変更をすることなく実現できることだと思っています。
私は、ステレオカートリッジの左右両チャンネルの出力をパラ、シリ関係なく結線により合体、再生するメリットは無いと思っています。それは、モノラルレコードを普通にステレオで再生し、左右のスピーカーから出た音を空気で合体させて聴いているのとほとんど変わりがないと思っているからです。
ステレオのカッターヘッドでカッティングされたモノラルレコードを再生する際は、モノラルカートリッジを導入するよりステレオカートリッジの片チャンネルを左右に振り分ける方が理にかなっていると思います。但し、フォノアンプの手前でそれをやってしまうとカートリッジからアンプを見た時、負荷抵抗が半分になるので少しハイ落ちになるかなと思います。フォノアンプ以降で片チャンネルを左右に振り分ける方が無難なように思いますがいかがでしょうか。
(長文失礼しました)
by うんぱっぱ (2020-07-19 12:25)
ご指摘のとおりです。
ステレオー>モノ化は、以前記載したとおり、高域では位相がそろってないため、干渉してハイ落ちになります。
本来は、出力SPも1個がいいのでしょう。
世の中のオーディオ装置は、ステレオの装置が前提なので利便性を考えると、入力段階でモノになっていた方が便利です。
したがって、断線カートリッジをL,Rに分配作戦は合理性があるかもしれません。
by en_ide (2020-07-24 11:39)