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GT-2000 徹底試聴 [My Info]

本日到着、箱がでかい梱包は大丈夫そうだ。
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オークションでレコードプレヤーを買うのは不安だ。
一番不安なのが梱包だ。
ターンテーブルは乗せたままで発送されたり、運送時のトラブルが一番心配だ。
出品様には
ターンテーブル、アームのウェイト、IFCの錘を外して送ってくださいとお願いしていた。
封を開けると、ターンテーブルが乗っている、あ~駄目だ、しかも九州からだし。
運送業者は 佐川さん、無駄使いかも
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開梱して、セッティングした。
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写真では IFC の糸が見えていなかった。欠品だろうと思ったら、アームレストに挟まっていた。
これはラッキーだ、アームが完動品だ。
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箱から取り出す時に、重いけど BL-91G程では無かった。BL-91Gは笑うほど重かった。

量産ベースの既製品、こんなもんだろう。
トーンアームの高さ調整の隙間が大きい。量産ベースだし、しかたいだろう。

ターンテーブルを手で回したところ、問題なさそうだ。


カートリッジの交換が面倒なので、頻繁には変えたくない。
DL-103S で試聴することにした。
DL-103S は複数個あり、比較が簡単だから、ただ単純な理由だ。
ストレートのヘッドシェルは、削り出しでお金がかかっている。
しかし、カートリッジ固定部分が短く、カートリッジがはみ出してしまう。
もう少しデザインを考えて欲しかった。

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カートリッジ取り付けが恐ろしく面倒だ。
アームリフターとストレートアームが干渉しそうだ。1mmくらい隙間はある。
ここは使いやすいとは言えない。指かけが真っ直ぐで滑りそうだ。
ターンテーブール停止まで時間がかかる。
先入観をなくすため2回聴いている。
カートリッジの固体差もあるし、単純には比較できない。

BL-91G+WE-407+DL-103S
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低域が厚く、落ち着いた感じだ、しっとりしているという表現が正しいかもしれない。
声がしっとりして聴こえる。
雰囲気が良く出ている。低域の押し出しは買っている。
コーラスの分離、解像度は負けている。


GT-2000+YSA-1+DL-103S
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解像度が高い、レンジも広い、音場も広い。量感は、負ける。
ワイド&フラットの典型的なサウンドだ。
スカスカの低音ではない、むしろ最低域はこちらの方が伸びている。


結論から言えば、完敗と言っていいだろう。
低域の押し出しは、重量の差かもしれない。
GT-2000の心臓部のモーターは、ビクター製であることも分かった。
当時は、ビクターの QL-A75を使っていたがモーターは非常に信頼性が高い。
不安を微塵も感じさせなかった。GT-2000のモーター部はたぶん大丈夫と思った。
また、元ビクター社員が GT-2000のモーター部分にも言及しており、調整がほとんどいらない自信作との記事を見たことがある。

GT-2000 ノーマルの実力は分からないが、既存システムが簡単に追い抜かれた感がある。
また、オークションでYSA-1 が大人気なのもうなづける。単なる都市伝説ではなさそうだ。

箱に入ったままの DV-505 今年中にアームの交換をしようと
取り出した。
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入手してから丸々3年が経過している。

説明書をじっくり読むと、ラテルバランスが欠品であることが判明
サブウェイトが1個欠品しているこが判明
箱に入っているから、全部そろっていると思って油断した。

使えないことはないが、かなりやる気がなくなった。
そのまま、アームは天袋に戻って行った。

面倒になっただけじゃなく、そんなに使い込んでいないのに音を決め付けてはいけない。

カートリッジを替えて再度じっくり聴いてみる。

テクニカ の AT-29E MC ブームに乗って AT-32系のコストダウンモデルだ。

音の傾向は変わらない、とにかくきっちりとした音を出すプレヤーだ。
ストレートアームはいいと思ったことは無かったが YSA-1 を使うとストレートアームはやっぱりいいかもと思ってしまう。
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DL-103S も AT-29E いろいろなレコードで聴いてみたが、アキュレートサウンド が正しい表現だろう。
その対極が BL-91G+WE-407 だ。
WE-407 こそがアキュレートサウンドと思い込んでいただが、違った。
クラフトの AC-3000 もアキュレートなサウンドを思い込んでいたら違った。
YSA-1 はとにかくきっちりとした音を出す。GT-2000 はもう少しレトロサウンド調かと思ったら全然違った。
アナログは奥が深い。




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song4u

完敗というのは、BL-91Gの完敗という意味でしょうか?

しかし凄いなあ、この記事、2016年の記事ですからね。
やはり、30年前の物量投入モノ造りのお陰でしょうか。
今の時代のモノ造りでは、30年後はどうなっているのか?
単なる迷惑ゴミばかりではないか、という気がします。
by song4u (2016-11-13 10:01) 

en_ide

BL-91G+WE-407 VS GT-2000+YSA-1 は GT-2000の完全勝利という意味です。
環境が違えばもちろん逆転はあるでしょう。
主観と好みなの問題なので、一概には言えません・
ちなみに、当方のエレキ系の基板は、過剰品質で設計されているため、15年前の製品もノーメンテで全く問題なく市場で稼動しています。
設計思想の問題だと思います。
モーター部をビクターから購入したのたヤマハの大正解だったのでしょうか
GT-2000系の回転系のトラブルは非常に少ないと記憶しています。
これも、最近知ったことです。守秘義務があるので、リークは出来なかったでしょうか、もう時効でしょう。




by en_ide (2016-11-13 20:44) 

川井 慶

私もGT-2000を使っています。
en_ideさんは電源は外部電源にされましたか?音やSN比が全然違います。
YAMAHAさん、最初から別電源で売らなくちゃだめでしょう!と
言いたくなるほどです。
純正は6万円ほどで取引されていますので手が出ませんでした。
私の実験ではパルス電源でも効果はありましたが、念のためトランスから
DCを作る昔からの電源を作っている人をみつけて購入しました。
梅雨空が秋の空になるような違いがありました。
まだ外部電源にされていないようでしたら絶対にお勧めです。


by 川井 慶 (2020-08-03 14:27) 

川井 慶

追伸 外部電源にするとターンテーブルが1回転ほどでほとんど停止に近いスピードになります。
by 川井 慶 (2020-08-03 14:50) 

en_ide

外部電源接続しました。
https://en-ide-cart2.blog.ss-blog.jp/2017-06-30
もう少し早く止まって欲しいです。
by en_ide (2020-08-08 17:47) 

川井 慶

私はあの重量級のプラッターがよくぞ電磁ブレーキだけで
1回転ほどで止まるなと感心するばかりです。
音は如何でしたか?
by 川井 慶 (2020-08-16 01:26) 

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