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テクニカ AT-14Ea を修理する。 [修理記録]

テクニカ AT-14Ea を修理した。
PICT0055.JPG
修理といっても、AT-10G系の振動系をそっくり移植するだけだ。

簡単だと思ったら大間違い、針を繋いだほうが楽かもしれない。

旧振動系の取り外し、
  ネジ止め材で固定されたイモネジを緩める。
  これも至難の業で、油断するとネジ山をつぶす。
移植元の振動系の取り外し
  油断せず、綺麗にネジ止め材をとってからやった方が良い。
  やっぱり、ねじ山をつぶしてしまった。

   こんな感じ

PICT0053.JPG
PICT0054.JPG
  しかたないので、ピンバイスでほじくって、モールドを壊して取り外した。
  手が滑って振動系にダメージを与えてはいけない。

  やっぱり、垂直を出すのが難しい、マグネットに部分を押して調整するが、マグネットがドライバに吸い寄せられて動く。
  竹製のヘラで調整すると調子が良い。
  思ったより、ずっと良い、やっぱり新品の振動系だから当たり前か?




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てにえ

en_ide 様

てにえと申します。初めまして。

当ブログを、いつも感嘆しながら拝読しております。私もアナログ・レコードが好きで日常的に聴いております。

レコードで、針の飛ぶような傷は、よほど深く抉れているような場合は別として、修復できるようになったのですが、カートリッジの修復ができません。

以前、DL-103Dが内部で断線したのを、断線は修復できたものの、喜んで聴いている裡に、うっかりカンチレバーを折ってしまったことがあります。

en_ide 様のように、他のカンチレバーを繋げないかと試みましたが、全く歯が立ちませんでした。

可能ならば、en_ide 様の高い技術をご伝授戴きたいところです。しかし、秘伝でしょうか。ブログ上ででもご説明下さったら、とても嬉しいのですが。

この点、既述されておられたのであれば、ご容赦下さい。
by てにえ (2014-05-16 18:55) 

en_ide

修理方法のやり方はさまざまです。
はっきり言って ボロン的日記のパクリです。
http://www.h2.dion.ne.jp/~boron/boron'sdiary.htm
更新は滞っており、このページはいつなくなるか分かりません。

DL-103 系が簡単なので、DL-103系から始めてみるといいと思います。
実体顕微鏡の購入をお勧めします。
老眼の影響もありますが、肉眼でやれといわれても、まともに作業できない気がします。

後は、非磁性体のピンセット(チタン製が良い)が必要です。
ピンセットは、何個も買っていますが、ホーザンのチタン製が一番良かったです。(最近売っていなかった)

できる人なら、ボロン的日記を読めばできると思います。
今回は、振動系の交換について丁寧に記載しました。
参考にしてください。



by en_ide (2014-05-17 14:19) 

てにえ

en_ide 様、ご教示ありがとうございました。

「ボロン的日記」は存じませんでした。先ほど、全体ざっとに目を通しました。確かに有益な情報が多く、参考になります。

また、本日en_ide 様が投稿なさった丁寧なご説明も分かり易く、良い教科書です。

実体顕微鏡は持っています。最近のDACを作るには、0.5mmの半田付けなどが必須で、ブリッジしていないかチェックするために買いました。もっとも私は、鉱物やガラスなども蒐めているので、それらを観察するのにも打ってつけです(と言うか、それが本来の用途でしょう)。

en_ide 様のこのブログや「ボロン的日記」を参考に、私もカートリッジの修復に今一度挑戦してみます。また、en_ide 様がヤフオク!に出品されておられるカートリッジも一度入手したく存じます。

ありがとうございました。
by てにえ (2014-05-17 23:02) 

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