テクニカ AT-15Ea を修理する。 [修理記録]
テクニカ AT-15Ea を修理した。
今回も、振動系の移植だ。
この個体は、カンチレバー、スタイラスチップは無傷で、ダンパのみ NG で格安と貴重な個体だ。
スタイラスチップは、非常に綺麗でカンチレバーの状態も良い。
この外したカンチレバーは、後ほど登場する、高級カートリッジの修理部品となる。
移植元は、SWING製のVTxを選択する。
修理前
振動系を外す
慎重に行うべし
外れた振動系
テンションワイヤに変な癖がついている。
移植元からも振動系を外す。
移植元とオリジナルの振動系
新品を移植してネジ止めすれば完了だ。
ヘッドシェルに取り付けて試聴する。
新品の交換針と同じだ。
情報量が多い、非常に明るいサウンドだ
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
ついでに AT-13Ea と 120Ea も同様の方法で修理した。
まったく問題ない。(当たり前か?)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
更に、AT-13E と 振動系を交換した AT-13E を比べてみる。
針カバーつきがオリジナルである。
見た目はティパーカンチレバーかストレートの違いのような感じである。
振動系交換品
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
低域の量感は少なめだが、ワイドレンジで高解像度のサウンドが楽しめる。
オリジナル
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
こちらも方が更に情報量が多い。
音の傾向としてはほぼ同じ、楕円と丸針の差かもしれない。
と今回は、交換方法を記載したが、ここで思い出されることがある。
確か 80年ごろに長岡鉄男氏がアンプのウオーミングアップを説いている記事があった。
正確には忘れたが、スピーカーの代わりに、セメント抵抗をつけて、FM の 局間ノイズ(ピンクノイズ)を流しっぱなしにすると、音も出ることもなくヒートアップができる
こんな事が書いてあった。
たしか 週間FM だったと思う。
当時私は小学生、ふ~んと思って読み流した。長岡鉄男って変な事言っていると思っていた。
小学生だからしかたない。
ウオーミングアップのことはほとんど無視されていた。長岡氏が孤軍奮闘主張していた。後のアンプにウオーミングアップは常識となった。
それから、1年もたたない後、火事のニュースが
出火元は、サンスイ AU-D907 で真っ黒な AU-D907 がTV で映し出されたいた。
ニュースでは、週刊誌の記事のとおりにやったら、出火したと報じていた。
このニュースもリアルタイムで見た。このニュースを見て、週間 FM のあの記事かと思い出した。
これ以来、長岡氏は、改造は自己責任のワードが頻出するようになり、改造も考え方だけ記載するようになり
具体的な方法は避けるようになった。
長岡氏も災難だっただろう。
今回も、振動系の移植だ。
この個体は、カンチレバー、スタイラスチップは無傷で、ダンパのみ NG で格安と貴重な個体だ。
スタイラスチップは、非常に綺麗でカンチレバーの状態も良い。
この外したカンチレバーは、後ほど登場する、高級カートリッジの修理部品となる。
移植元は、SWING製のVTxを選択する。
修理前
振動系を外す
慎重に行うべし
外れた振動系
テンションワイヤに変な癖がついている。
移植元からも振動系を外す。
移植元とオリジナルの振動系
新品を移植してネジ止めすれば完了だ。
ヘッドシェルに取り付けて試聴する。
新品の交換針と同じだ。
情報量が多い、非常に明るいサウンドだ
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
ついでに AT-13Ea と 120Ea も同様の方法で修理した。
まったく問題ない。(当たり前か?)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
更に、AT-13E と 振動系を交換した AT-13E を比べてみる。
針カバーつきがオリジナルである。
見た目はティパーカンチレバーかストレートの違いのような感じである。
振動系交換品
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
低域の量感は少なめだが、ワイドレンジで高解像度のサウンドが楽しめる。
オリジナル
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
こちらも方が更に情報量が多い。
音の傾向としてはほぼ同じ、楕円と丸針の差かもしれない。
と今回は、交換方法を記載したが、ここで思い出されることがある。
確か 80年ごろに長岡鉄男氏がアンプのウオーミングアップを説いている記事があった。
正確には忘れたが、スピーカーの代わりに、セメント抵抗をつけて、FM の 局間ノイズ(ピンクノイズ)を流しっぱなしにすると、音も出ることもなくヒートアップができる
こんな事が書いてあった。
たしか 週間FM だったと思う。
当時私は小学生、ふ~んと思って読み流した。長岡鉄男って変な事言っていると思っていた。
小学生だからしかたない。
ウオーミングアップのことはほとんど無視されていた。長岡氏が孤軍奮闘主張していた。後のアンプにウオーミングアップは常識となった。
それから、1年もたたない後、火事のニュースが
出火元は、サンスイ AU-D907 で真っ黒な AU-D907 がTV で映し出されたいた。
ニュースでは、週刊誌の記事のとおりにやったら、出火したと報じていた。
このニュースもリアルタイムで見た。このニュースを見て、週間 FM のあの記事かと思い出した。
これ以来、長岡氏は、改造は自己責任のワードが頻出するようになり、改造も考え方だけ記載するようになり
具体的な方法は避けるようになった。
長岡氏も災難だっただろう。
2014-05-17 14:08
nice!(1)
コメント(4)
トラックバック(0)
15EAの修理の発想は素晴らしいですね。
ご使用されたVTx(39E)以外で使用できる針があれば教えて頂ければ幸いです。
by ジェフ (2014-12-12 09:09)
ありがとうございます。
AT-10系 AT-100系 その他派生機種だいたい使えます。
ただし、AT-30/50/70/90 はテンションワイヤーの系が細いので工夫が必要です。
移植した記事も出ていますので参照にしてください。
by en_ide (2014-12-12 19:50)
素晴らしい技能をお持ちですね。 エンジニアが本職でしょうか。
自分はAT-15Eaの交換針が無くて困っていたのですが、AT-100系
でも使用出来ることを初めて知りました。 同じテクニカの交換針
ATN100Eではダメでしょうか。 予算に限りもありますので。
by ビーグル (2015-07-06 21:51)
基板の設計とそこに搭載されるファームウェアを開発を行っています。
ATN100E は問題なく AT-15E系に使用可能です。
ATN100E は接合の楕円チップです。
ATN120E は無垢の楕円チップです。
こちらが見つかればベストです。
ネジ山を潰さないように作業してください。
by en_ide (2015-07-11 08:46)