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SHURE M44-G カモメマークと再生産品は本当に音が違うのか? [試聴日記]

V-15 Type3 と並んで人気なのが SHURE M44-G カモメマークだ。
IMG_1933.JPG
カモメマークは、オリジナル生産品であり、最近販売されている M44-G 再生産品である。
交換針の互換性はあるが、スリーブの大きさがかすかに異なる。
M44G < オリジナル となっているので、再生産品の針を オリジナルに挿すとゆるゆるの場合がある。
なるべく同じ条件にするために
スタイラスは、再生産品
ヘッドシェルは同じものを使った。ヘッドシェルはトリオのプレヤーの付属品である。
ネジも同じ長さで、ナットも同じ物を使った。

重量を計測すると 0.1g単位で同じ、工業製品として優秀である。
ついでなので、トーンアームとの相性での差も確認してみる。

カモメマーク
IMG_1930.JPG
0626_1.jpg
① AT-1010

低域の厚みがある。
自分が思い描いているM44-Gに近い。

② WE-308N

解像度が上がり、定位が良い。
低域の厚みが薄い、量感がやや寂しい。
細身のサウンドといった印象、音の切れはこちらの方が良い。

再生産品
IMG_1932.JPG
0626-2.jpg
③ AT-1010

  ② のサウンドに近い、定位もいいし、解像度の①より上だ。
  低音の厚みは①にかなわない。
  カスタネットもグルグルよく回る。

④ WE-308N

  ② と同様に解像度が上がる。低域の量感が更に減る。
  音の傾向としては同じだ。細身で繊細なサウンドといった感じか



総じて、低域の量感は、アームにかなり影響される。おおよそ今まで聴いた感覚に一致する。
オリジナルは、低域の量感が素晴らしいが解像度は新規生産よりやや劣る。
オリジナルは、MM型らしいサウンドが楽しめるが、新生産はテクニカ化してしまったような感じだ。
M44-G の良さがスポイルされているような感じがある。
この辺りが、カモメマークの人気の秘密なのだろう。
しかし、アームの影響の方がずっと大きい。アームを変えると当たり前だが印象がかなり異なる。




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