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カートリッジをまとめて聴く その47 [試聴日記]

① パイオニア PC-110
② テクニクス EPC-271CS

  2つは、日本を代表するスタンダードなカートリッジだ。
  改めて聴いてみる。

  PC-110
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  レンジは欲張っていない。
  低域が充実したMMサウンドが楽しめる。

  EPC-271CS
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  ややレンジは狭いが、MM型らしいサウンドだ。
  安心して使うことができる。

  驚いたのは、音の傾向がそっくりだ。
  スタンダードなサウンドは似てしまうのだろうか?

③ オルトフォン OMP10
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  コンコルドと発電ユニットは同じようだ。
  針がついていたので、ラッキーと思ったら、レコードが滑っていく。
  ああ、チップ落ちだ。
  厳密な互換性はないが、DJ 向きの交換針で代用する。
  交換針はナガオカ製で未使用品である。
  割とレンジが広い、サウンドが楽しめる。
  音場はやや狭いかな?
  


④ パイオニア PC-330E
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  PC-330 の楕円仕様のカートリッジだ。
  茶色は楕円、緑は丸針仕様だ。
  スタイラスチップはほぼ新品で、非常に状態が良い。
  細いカンチレバーと楕円スタイラスチップで、広い音場と解像度を実現している。



⑤ SHURE M111E
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 T4P対応の最終発電ユニットを搭載した M111E のローコスト版
 スタイラスチップの差と思われる。
 SHURE らしい、低域に厚みのあるサウンドだ。
 解像度は欲張っていない。安心して聴けるピラミッドサウンドだ。



⑦ テクニカ TT-30(YAMAHA MC-703)
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  これも針交換型MCカートリッジのOEM版だ。
  当時は MC ブームで付属品のプレヤーにもけっこう採用されていた。
  本機も YAMAHA のプレヤーの付属品だ、接合針だが、スタイラスチップは楕円を採用している。
  解像度が高く、非常に明るいサウンドだ、カルフォルニアサウンドだ。
  音場も広い。
  波形からもダィナミックレンジが広いことがわかる。
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  付属品にはもったいない。
  

⑧ YAMAHA MC-9
⑨ YAMAHA MC-11

  DENON のエンジニアが引き抜かれて YAMAHA のカートリッジを立ち上げた。
  MC-9 と MC-11 は共通点が多い。

  サウンドを比べてみた。
  MC-9
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  非常に広いレンジで、ゆったりとしたサウンドだ。
  解像度も素晴らしい。
  低域の量感もきちんと再現できている。
  MC-11
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  MC-9 より若干ヤング向けのサウンドなっている。
  元気が良い。
  高忠実という点では MC-9 の方が上回っているようだ。
  ここまで、コントロールしていたのか疑問だ。
  固体差、ヘッドシェルの差のように感じる。




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しんのすけ

en_ideさん、こんにちは♫

YAMAHA MC-3とMC-5を所有しています。
ベリリュームカンチレバーの同系統の音質ですね。
ボーカルは太くないので、ポップスよりはクラッシック向きかもしれません。
ピアノはイイです。

MC-5の方が歯切れが良く、まだポップスも聴けます。
MC-3は空芯で歪は少ないのでしょうが、繊細でおとなしい感じです。

ボーカル聴きのわたしにとっては、あまり出番がありません。


by しんのすけ (2015-12-19 22:35) 

en_ide

圧倒的に MC-3 の方が好きです。
カンチレバー ボロンと言って砕けた経験があります。
本当にボロンって音がしました。

by en_ide (2015-12-22 23:20) 

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