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カートリッジをまとめて聴く その61 [試聴日記]

① テクニカ AT-100系
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  AT-100 シリーズ特徴の高解像度を目指したサウンドだ。
  適度な量感で、ワイドレンジなサウンドだ。
  OEM 向けだと思うが、非常に良くできたカートリッジだ。


② パイオニア PC-330 MK2
③ パイオニア PC-330 オリジナル
④ テクニクス EPC-270
⑤ SONY XL-15

②~⑤のカートリッジは、プレヤーの付属カートリッジとして広く採用されていた。
そのため玉数が豊富だ。

パイオニア PC-330 MK2
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テンションワイヤで支える高級機にしか採用されない手法を用いている。
雰囲気もいいし解像度も高い。実は非常に良くできたカートリッジで付属にはもったいない。


パイオニア PC-330 オリジナル
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オリジナルは、ダンパだけで支える方式だ。
MM型らしいサウンドで量感が素晴らしい。ややアダルト調となっている。

テクニクス EPC-270
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このカートリッジはダンパが飴状になっているものが多く注意が必要だ。
ダンパがある程度問題なければ素晴らしいサウンドを聴かせてくれる。

SONY XL-15
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このカートリッジも8割くらいはダンパが飴状になっている。
このカートリッジは、本当は素晴らしいカートリッジだと感じる。
しかし、どれくらい使えるカートリッジが現存するのだろうか?


⑦ ナガオカ MP-10
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  簡単に言えば IM型のカートリッジだ。
  ローコストモデルだ。MM型らしい中低域を重視したサウンドだ。
  定位が良く、雰囲気も良く出ている。

⑧ テクニクス EPC-310MC
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  SL-10 の付属カートリッジだ。SL-10 名機の原動力となっている。
  但し、構造的には 針を折ってくださいというような構造だ。
  ボロンカンチレバーは折れやすく、破損事故が多かっただろう。
  なるべく細いカンチレバーで繋いだ。スタイラスチップは接合の丸針だ。
  しかし、良く見ると盤面を着陸しそうだ。顕微鏡で見るとダンパが飴状になっている。
  これは、グランツ GMC-10E や ビクターの MC-100E と同じ材質のようだ。
  ダンパの復元力が弱い、奥の手ダンパ2重化方式で復活させた。
  オリジナルのサウンドは解像度が高く、やや高域にエネルギーが集中したサウンドだが、ほぼオリジナルを踏襲したサウンドと言っていいだろう。


⑨ DENON DL-8A
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  このカートリッジは DENON の付属プレヤーで幅広く採用された。
  このカートリッジはかなり実力が高く高級機に入れても違和感無く使用できる。
  付属としては十分でお釣りがくる。

⑩ テクニカ AT-VM35系 OEM版
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  AT-VM35系 の OEM版だ。テクニカは各社に OEM 供給していた。
  低域に腰というか芯があり、MMらしいサウンドだ。
  ただし、高域に向けての解像度は欲張っていない。



  
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