SSブログ

ヘッドシェルの音の違いを確認してみる。 [試聴日記]

ヘッドシェルの音の違いを確認してみた。
ターゲットは 

AT-MS11
AT-LH18
LT-13a 回転シェルバージョンだ。

カートリッジは AT-DS3 とした。
交換針の影響を避けるために、交換針を共通にした。
P1040767.JPG
① AT-MS11
P1040770.JPG
 これを基準に考える。バランスよく特に不満はない。

② AT-LH18
P1040771.JPG
 アッタク音がしっかり聞こえる。細かい音もつぶれず聞き取れるようになった。
 強度の差がそのままおとに現れている感じだ。

③ 回転ヘッドシェル
P1040772.JPG
P1040768.JPG
P1040769.JPG
 オークションでもぼちぼち見かける。
 出品者は、ものすごい宣伝をしているが真偽は如何に?

 悪くは無いという感じだ。分離が良くなり、定位は ② に比べても向上している。
 しかし アッタク音の切れは LH18 の方がいいし、量感も LH18 の方が優れている。

 限られた組み合わせで判断するのは危険だが、宣伝ほどでは無い様に感じだ。
 デメリットとして

 ・重量が重くなる。
 ・実質高さが高いカートリッジとなりアームの高さ調整が必要。
 ・柔らかいリードワイヤーがじゃま
 ・オフセットアングルが自動的に変化するような説明だったが、
 リードワイヤーの影響で正しくないアングルで演奏されていなかったようだ。
 ・ぐらぐらして怖い、使いつらい。クラフトのAC-3000 シリーズに通じる使いにくさだ。

 値段次第だが、SAEC のセラミックヘッドシェルの方が驚きも大きいし、なにより強度が音に与える影響も大きい。
 トータルバランスで判断した方がいい。
 少しマユツバものといった印象だった。
 進んで使おうとは思わない。


 

 

nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 2

川井 慶

私はネットで違うタイプの回転シェルを購入し、
同じMCカートリッジで聞き比べました。
感想はen_ide さんとまったく同じです。(アタック音、量感等)
回転部分のガタで高域が荒れるようで、LP片面聴くのがやっとでした。
>SAEC のセラミックヘッドシェルの方が驚きも大きいし、なにより強度が音に与える影響も大きい。
これもまったく同感です。
裸の王様じゃないですが、同じ意見の方がいらっしゃってホッとしました。
授業料を払って勉強させてもらったと思うことにしました。
by 川井 慶 (2020-07-31 19:07) 

en_ide

ありがとうございます。
第2弾も検証しました。
物理的にも音が変わっています。
https://en-ide-cart2.blog.ss-blog.jp/2020-08-14
付帯音を印加されるせいか出力が上がっています。
長岡氏の言葉をかりれば
「プラス再生」
なのでしょう。
本当の意味での高音質化には寄与せず、好みのサウンドになる場合もあると感じました。

by en_ide (2020-08-29 13:33) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。