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オーディオ テクニカ AT-ML180 を聴く [試聴日記]

PICT0006.JPGML-180

実質テクニカの最強の VM カートリッジのはず、流通も少ないしなぜか評価もあまり高くない。
以前から一度聴きたいと思っていたが、なかなか入手できなかった。
ある方から好意で、貸し出ししてもらった。

スペックをみると

■価格 \40,000
■発電方式 VM型
■出力電圧 4mV/1kHz 5cm/sec
■針圧 0.95~1.55g(最適 1.25g)
■再生周波数帯域 5-42,000Hz
■チャンネルセパレーション 30dB/1kHz
■チャンネルバランス 0.8dB/1kHz
■コンプライアンス 10×10-6cm/dyne
■負荷抵抗 47kΩ
■内部インピーダンス 1.4kΩ
■針先 マイクロリッジ針
■自重 7.0g
■交換針 ATN-ML180 \20,000
■発売 1985年10月
■販売終了 1987~88年頃
■備考 価格は1985年頃のもの
カンチレバーは0.4㎜径金蒸着ボロン。
AT-ML140~170より遅く登場。

ML-170 のスペック

■価格 \30,000
■発電方式 VM型
■出力電圧 4mV/1kHz 5cm/sec
■針圧 0.95~1.55g(最適 1.25g)
■再生周波数帯域 5-40,000Hz
■チャンネルセパレーション 30dB/1kHz
■チャンネルバランス 0.8dB/1kHz
■コンプライアンス 10×10-6cm/dyne
■負荷抵抗 47kΩ
■内部インピーダンス 2.5kΩ
■針先 マイクロリッジ針
■自重 7.0g
■交換針 ATN-ML170 \15,000
■発売 1987年
■販売終了 1991~93年
■備考 価格は1987年頃のもの
カンチレバーは0.4㎜径金蒸着ボロン

スペックの差は不明

早速送っていただいた、カートリッジを眺める。
ML-170 はノブがシルバー、ML-180 はゴールドだ。
好みの問題だが、ML-170 の方が高級そうに見える。
ヘッドシェルは MS-11に装着されている。

不人気アーム AT-1010 に装着、ダンパーがヘタリ気味で、1.25g の針圧を印加する。
なんとか胴体着陸せずにすんだ。

憧れのカートリッジをじっくり聴いてみる。


欠点は見当たらないが、汎用なサウンドといった印象だ。
AT-150Ea の正統進化を想像していたが、欠点を補った結果、違う方向性に進んだようだ。
AT-150Ea はただのハイ上がりという印象もあり、Hi-Fi とは言えないかもしれない。
切れと解像度を徹底的に追求したサウンドを期待していたが、違った。
かみそりのようなサウンドから日本刀のようなサウンドに変化した。
期待とは、違うが高度な原音忠実を狙ったサウンドだろう。
ヘッドシェルを交換するとまた、違った印象になるかもしれない。



貸し出しを快諾してくれた、A 様心から御礼を申し上げたい。




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