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AT-15Ea/G 振動系の違いは、どう音に影響するのか? [修理記録]

AT-15Ea/G のオリジナルと針折れ品の振動系新調品との差を比べてみる。
IMG_1640.JPG
針折れ品は、例によって、AT-10G系から振動系を移植して修理した。

今回はヘッドシェルも同じ MG-10 製造時期は若干違っており、一方はロゴが白文字、一方はロゴが同色である。
どうも、ロゴが同色の方が最近生産されたもののようだ。

https://www.audio-technica.co.jp/atj/products/cartridge/at15eag.html

周波数特性を測定してみた。
15ea-r.jpg

振動系は全くの別物なのに、驚くほど似ている。
赤い方だけ注目して確認する。
上の方が、中高域の辺りが若干レベルが高い。
実は、上が改造品で、下がオリジナルだ。
楕円、丸針の差は観測できなかった。
丸針の方が高域特性が良いように感じる。

オリジナルのスタイラス
0404-2.jpg
修理品
0404-3.jpg

音楽で、確認してみた。

オリジナル

IMG_1644.JPG

改造品
IMG_1639.JPG
IMG_1643.JPG

周波数チェックの結果と聴感結果は一致する。修理品の方が明るく散乱するサウンドだ。
オリジナルの方がアダルトタッチだ。
製造年も違うが、修理品の方が好みのサウンドとなった。

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