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カートリッジをまとめて聴く その62 [試聴日記]

① DENON DL-303
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 針折れ品を修理した。DL-303 はダンパがNGの物が多く注意が必要だ。
 このカートリッジはダンパも問題なく、比較的手前で折れている。
 なるべく細いカンチレバーで繋ぎたい。手持ちでなるべく細めのカンチレバーで修理した。
 一聴して、ダイナミックなサウンドであり、DL-303 良さが良く出ている。
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② オルトフォン F-15O
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 ずっと F-150(百五十)だと思っていたが F-15O(十五 オー)が正しいようだ。
 レンジも広く、解像度も高く明るい。付属カートリッジ変えると音の差が一聴して分かる。
 付属カートリッジは、低域重視の無難な音が多い。



③ パイオニア PC-110
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  手持ちのカートリッジで数の多さからすると PC-110 か EPC-270 だ。
  狙って買っているわけではなく、まとめて買うと必ず入っているといった感じだ。
  何度も聴いているので、だいたい傾向は分かっている。
  この固体は、高域の解像度も切れいいバランスで、付属にはもったいない。
  MM らしい 低域の量感や雰囲気はやや後退といった感じだ。


④ OTTO MG-100S
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  テクニカからのOEM供給品だ。10G系の発電ユニットと共通のようだ。
  こちらは ③ に比べて量感がかなり充実しており、MMらしさが味わえる。


⑤ SHURE SC-35C
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  針折れ品を修理した。
  音の傾向は異なる。DJ向きで大味なサウンドを想像していたが、やや高域にエネルギーバランスが強いが、高域の切れも抜群で、DJ向きじゃなくても十分使える。


⑥ スタントン 681
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 スタントン、ピッカリングは派生モデルが多く何が何がなんだか分からない。
 ボディに 681 の刻印がある。
 値段は分からないが、レンジも広く高域の解像度も高く、低域の量感も十分だ。
調べてみると、2万前後のようだ、価格設定は安めだが、十分使える。
 この短く、太いカンチレバー 日本製にはない形状だ。


⑦ テクニカ AT-15Ea/G
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  何かと縁がある AT-15Ea エネルギーはやや中低域に集中している。
  高域の切れと解像度はさすが高級機を感じさせる。
  こちらは再生産品だが、もともとの設計が良かったのだろう。

⑧ テクニカ AT-10G
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  OEMも含めて、世界のスタンダードと言っていいだろう。
  低域の量感、適度な解像度本当に安心して使えるカートリッジだ。
  


⑨ DL-55II
⑩ DL-110

 DL-110÷2 = DL-55

 企画はこんなことを考えていたに違いない。
 
DL-55
■価格 \13,000
■発電方式 MC型
■出力電圧 0.3mV/1kHz 5cm/sec
DL-55
■価格 \11,000
■発電方式 MC型
■出力電圧 1.6mV/1kHz 5cm/sec

  じゃなくて、高出力版が DL-110、低出力版がDL-55ということになる。
  ベースは DL-301のユニットで、DL-301のコストダン版と考えていいだろう。
  針折れ品を修理した。

  DL-55II
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  レンジも広く、定位もいい。最後のアナログ魂でローコストで良くできたカートリッジだ。

  DL-110
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  MMポジションで受けている。
  当時長岡氏がべた褒めだった。当時は、MC対応といってもハイゲンイコライザーとの組み合わせが多く MC を回路的に不利になるアンプが数多く存在した。
  MMで十分な音量を得られることもべた褒め理由だった。
  こちらもレンジが広く、DL-55IIと音の傾向は同じだ。


  
 

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