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カートリッジをまとめて聴く その56 [試聴日記]

① テクニクス EPC-271CS
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  これも何度も聴いているのだが、日本のスタンダードなカートリッジと考えていいだろう。
  レンジはやや狭いが、立ち上がりも見事で粒立ちも良い。
  本当に安心して使えるカートリッジだ。

② FR FR-5
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 FR のカートリッジは設計思想もユニークで本当に高音質のものが多く驚かされる。
  リアルタイムは、新潟に在住しており、販売された記憶は無い。
  雑誌に出ていても、石丸電気とダイエーと真電に無ければお目にかかることはできなかった時代背景だ。
  想像どおり、MMとは思えない、高解像度のサウンドだ。低域の量感はやや寂しい。

③ テクニカ AT-15Ea
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  このカートリッジとは縁がある。つまり、非常にたくさん売れたカートリッジということだろう。
  固体差はかなりある。
  低域の量感が素晴らしい、それと音場が広い。雰囲気が良く出ている。
  レンジはそれほど欲張っていない。


④ テクニカ AT-F3 シリーズ
 
 テクニカ の AT-F3 系を聴いてみた。
 無垢ダイヤモンド仕様で、比較的ローコストで長岡氏も絶賛であった。

 AT-F3II

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 ヘッドシェルは、アントレアルミ削り出し
 長岡氏が絶賛していたとおり、弱点らしい弱点は見つからない。非常にポテンシャルが高いカートリッジだ。
 解像度、音場、定位、レンジどれも不満がない。低域の量感や雰囲気はやや弱いテクニカサウンドといった感じだ。

 AT-F5
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 針折れ品を修理した。とっても苦手だったが、最近は修理の失敗が少なくなった。
 スタイラスチップは 0.5mil 丸針だが、カンチレバーが細いものを探して接続している。
 ヘッドシェルは KENWOOD KP-1100 付属のものだ。
 非常に高域が綺麗に散乱して、音場澄み渡った印象。
 やや細身だが、解像度を求めたいならこちらの方が良い。
 量感はやや後退している。

 AT-F7
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 針折れ品を修理した。1.5g の針圧で問題なく演奏できる。
 AT-F3 のリファイン版、したカバーがメタルになってとても高級感がある。
 AT-F3 と同じアントレアルミ削り出しのヘッドシェルに装着した。
 解像度が上がって、エネルギーが高域方向に向かっている。
 これも低域の量感が後退したようだ。
 解像度、定位は、AT-F3 より上と感じる。



⑤ AT-15Ea その2
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  何かと縁がある AT-15Ea 多分ノブの色が AT-15E と同じだったらもっと高級感があったのではないだろうか?
  一時期、ヘッドシェル付で 9800円 で売っていた。どうも安売りの印象から抜けない。
  極小無垢楕円ダイヤモンドのサウンドは健在で、ややレンジは狭いながらもしっかりとした低域を聴かせてくれる。


⑥ パイオニア PC-110
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  付属カートリッジで玉数が多い。
  低域に力があり安定したサウンドが楽しめる。



⑦ テクニカ AT-312EP
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  時既に遅しの感があった T4P &交換可能な MC カートリッジ
  針が売っていないので意味がない。
  ほぼ未使用の状態、高域が綺麗で、非常に立体感に優れたサウンドだ。
  量感は、やや寂しいか?

⑧ マイクロ精機 LM-20
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  とっても高音質の印象がある LM シリーズ 74年くらいの製品のようだ。
  当時は、カートリッジも毎年のようにモデルチェンジしていた。
  ⑦ と比べるとやや、解像度が落ちる。MM型らしいサウンドだが、決して鼻つまりではなく、レンジも広い。
  中域の表現力に力を素晴らしい、ボーカルの再現力が高いというべきか


⑨ パイオニア PC-330
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  PC-110 の上級機だ。パイオニア 高級プレヤー に良く採用されてた。
  しっとりとしたサウンドだ。レンジはそんなに欲張っていない。音場の広さは特筆ものだ。
  低域に芯があり、MMらしいサウンドが楽しめる。

⑩ テクニカ AT-3M
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  銘機 AT-3 のモノラルバージョンだ。モノラルは左右の広がりは感じられない。
  しかし、前後、上下の音場はある不思議だ。
  これは、ステレオレコードだが、非常に落ち着きのある MM らしいサウンドが楽しめる。





  

  

カートリッジをまとめて聴く その55 [試聴日記]

① オルトフォン コンコルド DJ
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  正式型番は不明だし、交換針と本体も違う組み合わせだ。
  LM-10 からの派生機種だろう。
  音は驚くほど、ダイナミックで生き生きしている。
  非常に鮮烈なサウンドだ。DJ 向けにはもったいない。


② ナガオカ MP-15J
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 ナガオカ の MP シリーズ、本品は 無垢の楕円ダイヤモンドを使っている。
 現在販売中 の MP-150H は MP-15J の焼き直しといった感じだ。
 音は、解像度も高く非常にすっきりとしたサウンドだ。
 低域の量感は若干寂しいが、とても高精度なサウンドが楽しめる。


③ ピッカリング XV15/750E
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  ピッカリングは、新潟には売っていなかったし、今一系譜が分からない。
  XV15 シリーズの上位機種のようだ。
  ピッカリングは太いカンチレバーで短いダンパはやや固めが特徴だ。
  テクニカと対極と考えていいだろう。
  ブラシ付で聴いてみた。針圧は 2.0g程度印加した方がいいようだ。
  ブラシを使う時は、+0.5g 追加で印加する。
  音は、ハードでダィナミックで、解像度も高い。
  外見からは想像できないサウンドだ。

④ テクニクス EPC-280C
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  EPC-270C はさんざん聴いてきたが、280C はあまり聴いたことがなかった。
  270C の楕円仕様が、280C だと思っていたが単にそれだけではないようだ。
  270C とは全く別なカートリッジだ。
  音の切れ、解像度、スピード感 申し分ない。低域の量感と雰囲気には目をつぶろう。

⑤ パイオニア PC-110
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  記念すべき最初に買ったプレヤーの付属カートリッジだ。
  レンジはやや狭いが、安心して使えるカートリッジだ。
  通常使用では不満はでないだろう。

⑥ マイクロ精機 PLUS-1
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  ローコスト版の単品MMカートリッジだ。
  レンジは欲張っていないが、MM型らしい、量感と雰囲気とか音場の再現性に優れたカートリッジだ。

⑦  テクニカ AT-E30
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  テクニカ 新振動系に置き換えるつもりだったと思われるが、AT-10G系の振動系を継続生産を決定し
  現在販売されている VM型は AT-10G系というかトラディショナルな振動系だ。
  改めて、聴きなおすと、軽量化のメリットが生きており、非常に解像度の高いサウンドが楽しめる。



⑧ DENON DL-103M
⑨ DENON DL-103LC

  針折れ品を修理した。
  どちらの無垢のダイヤモンドのカンチレバーを移植した。
  103M の圧倒的勝利のように書かれているが 103M は
  
  103M   シルバーリードチップ仕様の LT-13(旧品削り出し)

  103LC テクニクスのアルミダィキャストでリード線は付属

  かなりのハンディキャップだ。逆の組み合わせだと反対の評価になったかもしれない。

    
  
  DL-103M
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  ウルトラワイドネス&フラットサウンド、癖がない。
  オリジナルと遜色無いといいたい。
  特筆は音場だろう。広大な音場が楽しめる。

  DL-103LCII
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  103 の正常進化系といった感じだ。
  低域の力強さを感じる。定位の良さも光る。
  しかし、DL-103Mと比べるとやはりレンジは狭いし、音場は狭い感じがする。
  


  

長岡氏推薦 グランツ GMC-10E を聴く [試聴日記]

長岡氏べた誉めのグランツ GMC-10E を聴いてみた。
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ヘッドシェルには テクニカ AT-LS18 ゴールド仕様
バランスが取れないで、SAEC WE-407 に装着した。
BL-91G は 13Kg の砲金
テーブルシートはセラミックで 1.3kg
アウタースタビライザー 1.3kg
インナースタビライザー 800g

で総重量 16.4Kg だ。
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レコードの外周が浮いていたのだが見事に抑えられている。
音を聴いた印象は、非常にシャープネスでボケることなく計測器のようなサウンドだ。
これは本当に 13800円 のカートリッジか?
といった感じだ。
スタイラスチップは噂どおり無垢のタイヤモンドだ。
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長岡氏がべた誉めだった理由が良くわかる。


SHURE M-75 シリーズ 集中試聴 [試聴日記]

SHURE M-75 シリーズ がまとめて入手できたので比較試聴してみる。
M-75 シリーズは M-44系の上級機に位置し、様々なバリエーションが存在する。
YAMAHA は一時期採用してきた。
オルトフォンの F-15 シリーズと似たような、ポジショニングだったと記憶している。

バリエーションが多岐にわたり、さっぱり分からない。
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① M75B
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  こちらはカモメブランドだ。
  YAMAHA YP-511 の付属カートリッジとして採用された。
  製造は 1976年あたり、カモメマークなのでその辺りだろう。
  スタイラスチップは、おそらく 0.6mil コニカルと思われる。
  中低域に重きを置いたサウンドで、スピード感は素晴らしい。高域方向はあまり欲張っていない。
  <カートリッジ部>
  型式 MM型、SHURE M75BM
  交換針 SHURE N-75-6(\5,800)
  適正針圧 2.5g
  最適負荷抵抗 47kΩ
  出力電圧 4mV

② M75B TYPE2 その1
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  こちらは YAHAMA プレヤーに付属したものと思われる。
  カモメブランドより、解像度が上がっている。スピード感は素晴らしい。
  低域の魅力はやや後退といった感じがする。

③ M75B TYPE2 その2
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  こちらも YAHAMA プレヤーに付属したものと思われる。
  背面の SME の印字がある。
  ② とはかなり性格が異なる。
  高域に重きを置き、スピード感、解像度を重視したサウンドだ。

④ ME75 ED TYPE2
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  スタイラスチップに楕円が採用されている。 針先 0.2×0.7mil の楕円だ。
  軽快なサウンドだ、① と比べると重厚な感じがかなり薄れている。

⑤ M75-6 B TYPE2
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  0.6miil のスタイラスチップを採用しているようだ。
  こちらは、かなり落ち着いたサウンドであり、低域の厚みも増している。
  アダルトチックな方向である。

M-75 シリーズはバリエーションも多く、かなり音色に差があることが分かった。
自由に選べるなら ④ を選択する。

  


断線カートリッジを有効活用、モノラルカートリッジ化 [情報]

断線したカートリッジ、これは修理不能じゃないかもしれないが、手間がかかる上
難易度が高い、だいたいは、端子版のハンダ腐食なので、綺麗に分解できれば修理可能だ。
何度かやったことはあるが、面倒なことこの上無しで、だいたいは諦めている。
モノラルレコード専用して復活させてみた。
片側のCHを両側に分配するだけだ、安全だし一番問題が少ない方法だ。
ステレオだと両CHをパラって接続したり、シリーズで接続したりする方法がある。
パラって接続すると一見良さそうだが、実際は LCH と RCH の波形はぴったりと一致していないと予測され、
ほんの少しの位相ずれが、音に大きく影響するようだ。
シリーズ接続は、長岡氏も言及しているが、コイルが相互に影響し、音質劣化をもたらす可能性がある。
これが一番、安全な方法だ、モノラルカートリッジを買うことが一番だが....
ケーブルの細工は簡単だ、片側を、赤と白をショートし、片側を青と緑をショートするこれだけだ
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音源はステレオだが、サンプリングした。

高級カートリッジのオルトフォン MC-10 Super が見事に復活?
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この方法はステレオレコードのモノラル化では、なくモノラルレコードの再生が目的なのでステレオレコードのモノラル化には使えない。

追加実験

ネットで調べると、シリーズモノラルの方法があまり書かれていない。
波形やリサージュに言及しているサイトも少なかった。
自分でケーブルを作って実験してみた。

こんな感じ
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一つ疑問がある。
モノラルレコードをステレオカートリッジで再生すると、音が悪いとか
パラレル接続すると音が悪いとか言われている。位相ずれを予測したのだが、実際に確認してみた。
低い周波数での位相ずれはほとんど無いが、10KHz でリサージュが変な形になり 15KHzでは雲のようになった。シリーズモノラル化も片CHモノラル化もリサージュは定規で引いたように真っ直ぐだ。
ただし、シリーズモノラルは音源がステレオだとリサージュは複雑な形になる。
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ということで、断線カートリッジ第2弾 SONY XL-MC-1 のモノラル化をやった。
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実験を行って、感じたことはやはり ステレオカートリッジの片チャネルを使ってモノラル化するのが音質的に有利で、安全で確実のような気がする。

ステレオ
ピンクノイズ
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スィープ
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シリーズ接続
ピンクノイズ
シリーズピンクノイズ.jpg
スィープ
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片CHからのステレオ化
ピンクノイズ
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スィープ
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オルトフォン MC-20 を修理した、シェルに装着して、音だし確認したら....左CH 断線やん。
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修理自身は問題ない。
しかたない、調子に乗って 片CH モノラル化を行い。モノラル専用カートリッジに仕立てた。
修理はこんな感じ、ぱっと分からない。スタイラスチップ接合ダイヤなので直ぐにばれるが
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配線はこんな感じ、太めの線を使ったらこんな感じになった。
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モノラルレコードは手持ちが少ないが、ビルエバンスの枯葉 モノラル録音で確認してみた。
定位が良い。当たり前だ。
ステレオで聴いたときとは全く違う。モノラルレコードは、モノラルカートリッジが良い。


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針折れのテクニカ AT-29 を修理した。片CH 断線だ。
仕方ないので、片CH モノラル仕様にして、利用することにした。
低域の量感が良く出ている。モノラルの低域は特徴的なサウンドだ。
立体感はある。不思議だ。

 

カートリッジをまとめて聴く その54 [試聴日記]

① パイオニア PC-330
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  パイオニアの上級機の付属プレヤーに付属していたカートリッジだ。
  上級機ということもあって案外キチンとしたサウンドを聴かせてくれる。



② エンパイア 4000DI
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  安売りのイメージしかない、4000 シリーズ、これは初期型だ。
  今までのイメージとは全く異なる、音場の表現力が素晴らしい。
  レンジは控え目だが、バランスが素晴らしいので全く気にならない。
  刺激的な音は聴かせず、解像度も高い、ハーモニーの分離も見事だ。
  固体差なのか、初期型と後期型との差なのか不明だが、秀作と言ってよい。


③ オルトフォン FF-15MK2
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  こちらの安売りイメージが強いが、低域の押し出しというか量感が素晴らしい。
  声の質感は、4000DI に譲る。声は力強く、安心して使えるカートリッジだ。

④ テクニカ AT-14E + ATN-12E
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  ボディは AT-14E で 交換針は AT-12E からの流用だ。
  低域の量感が素晴らしく、非常に元気で明るいサウンドが楽しめる。

⑤ SHURE M75ED TYPE2
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  メリハリの利いたサウンドだ。低域の量感も良く再現できているし、やや音場は狭いか?
  とても明るいサウンドでヤング向きと評論されそうだ。


⑥ パイオニア PC-110 丸針 ノーマルスタイラス
⑦ パイオニア PC-110 楕円 ナガオカエリー
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  ヘッドシェルも全く同じ、カートリッジでスタイラスチップの差を聞き比べてみた。
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  丸針
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  レンジは欲張っていないが、芯のある低域、押し出し感のある低域
  音場も広く安心して使うことができる。

  楕円
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  丸針とはやはり質感が違う、情報量は増えている。ハーモニーの分離も向上している。
  しかし、低音の魅力は若干後退している。PC-110 の魅力は MM らしい 低域にあるのだ。
  固体差ももちろんあるだろうが、楕円だから圧倒的高音質という分けではない。


⑧ テクニカ AT-14Ea
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  とても不人気のカートリッジ、Ea になってライトグリーンとなった。
  当時の担当者のセンスが疑われる。
  サウンドは、テクニカにしては珍しく、中低域に磨きをかけた異色のサウンドだ。
  エラック系サウンドというべきか?
  しかし、市場からもユーザーからも支持を得てないように感じる。

⑨ オルトフォン MC-1 Turbo
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  非常に明るく、解像度も高く、リズムを気持ちよく刻む。
  当時の雑誌なら、ヤング向け、ロック向けと評価されただろう。
  全くのノーマークだったが非常にコストパフォーマンスのいいカートリッジだ。
  出力が高いので、MMポジションで受けている。


⑩ テクニカ AT-33E
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  針折れ品を修理した。移植したカンチレバーは AT-32だ。
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 AT-33E らしいややドンシャリのサウンドがうまく再現できている。


生き残れなかった テクニカ 新振動系 E シリーズ [試聴日記]

FMfan の別冊を読んでいるとこんな広告が
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かなり誇張しているが、テクニカは、軽量化した振動系で今後は製品展開しようと考えていたらしい。
振動系が 40% 軽量化したと書いてある。AT-10系とAT-100系は、振動系は共通だ。
だから、このブログで書いてあるように、振動系の差し替えで修理が可能なのだ。

E シリーズとML シリーズの振動系が共通だ、カンチレバーが短くなってテンションワイヤーの支えも更に細い。改めて聴きなおすと、新振動系の良さも認識できる。広告は嘘ではなさそうだ。

AT-150 シリーズが復活したり、なんで旧製品が復活?と不思議だったが、旧製品・普及機とパーツの共通が多く、残ったのではないかと予測する。
決して音・性能を考えて AT-150 系の残したのではないだろう。
交換針は入手が困難だし、振動系の差し替えもほとんど不可能なので、MC と同じく、使い捨てとなっている。
E シリーズは更にオークションでも不人気だ。
性能面では、明らかに向上していると思われるが不思議だ。

AT-E50
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  バランスが良く全く不満がない。
  ハーモニーも美しく表現できているし、高級機に入れても違和感がない。

AT-E70+MS-11
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 全く不満が無かった E50 だがこうやって比べると明らかに差が出る。
 解像度、雰囲気全てにおいて格上のサウンドを聴かせてくれる。

AT-E70+LH-18
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 MS-11 と比べると低域の力強さが全く違う。低域の量感ではなく低域の解像度が違うと言ってよい。
 ヘッドシェルの差も大きい。

AT-E90
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 E70 より確実の音質が向上している。AT-150系ほど、ハイ上がりでもなく解像度を目指しながら
 フラットな特性を目指したカートリッジだ。
 やはり、配色が良くないこれが金かブラック系だったらもっと人気が出たかもしれない。


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