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グレース F-8L VS F-8L 10th [試聴日記]

グレース F-8L と VS F-8L 10th が入手できたので比較してみた。
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10th はベースがメタル、出力が0.5mv 低下、レンジは 10KHz 高域に伸びている。
出力の低下は、波形からも読み取れる。
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顕微鏡で見た限りでは同じスタイラスチップのようだ。10th はほぼ新品の状態。
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オリジナル
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10th
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オリジナルもやはり素晴らしいカートリッジだ。
10th になると更に情報量が増えている、音場もより、立体的になり定位が向上している。
といっても音の傾向は同じだし、ヘッドシェルが違うからヘッドシェルの影響もあるかもしれいない。


リニアトラッキング SL-D5 を聴く。 [試聴日記]

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リニアトラッキングSL-D5 を聴く。
その昔は、内周歪みはトラッキングエラーせいだと信じていた。
リニアトラッキングなら内周で歪むこともない。
だと思っていた。雑誌にそう書いてあったし。
実際違った、トラッキングエラーは、内周歪みの要因の一つであり。
実際は、外周に比べて、内周が曲率半径がきつくなることが原因であることを後で知った。
昔の本を読んでいたら分かった。
ライトな演奏にはいいかもしれない。
しかし、移動が遅くてイライラする。
音はライトな感じというか、意外といい。十分使える。



カートリッジをまとめて聴く その84 [試聴日記]

① テクニクス EPC-310MC
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  スタイラスチップがすごいことになっている。
  鍬のような形だ。初めてみた。
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  SL-10 を一躍名機に押し上げた陰の立役者だ。
  このカートリッジは、本当に素晴らしい針を折ってくださいといった構造だ。
  新しいシステム DV-505 での試聴だ。
  繊細で情報量が多く、本当に良くできたカートリッジだ。


② DENON DL-107
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  FM東京でも採用されたというカートリッジ。
  本当にかっこ悪い。機能からくる美しさ機能美も冴えない。
  しかし、音を聴けば、FM東京が採用した理由も分かる。
  情報量が多く、解像度が高い。DL-103 より解像度は高く、正確なサウンドが期待できる。

③ テクニクス ECP-270 + 透明ノブ赤ライン
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  透明ノブ赤ラインは、EPS-53STED 0.2×0.7mil楕円ダイヤブロック チタンパイプ/テンションワイヤと思われる。
  ② に比べるとかなりアダルト調のサウンドに聴こえる。
  低域の芯がしっかりしており、コニカルスタイラスとは一味違う。

④ ビクター 4MDX1
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  グランツからのOEM供給品だ。4CH対応の交換針は、シバタ針スタイラスチップ
  &テンションワイヤー方式と付属品カートリッジとはかなり異なる。
  ②に通じるところがある。ワイドでダイナミックなサウンドは、シバタ針&テンションワイヤーの影響だろう。

⑤ テクニカ AT-120E
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  かつての平置き目玉品モデルの印象が強い。
  しかもモールドの色が更に安っぽさを強調している。
  しかし、冷静に聴いてみると、AT-100 シリーズの末裔だけあってきっちりとしたサウンドを奏でる。
  今振り返っても、ヘッドシェル付でかなりハイだった。

⑥ テクニカ AT-13E
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  こちらのモールド色はブルーで好感が持てる。しかもブルーといっても濃紺だ。
  ⑤ に低域の低域の力強さが増した印象だ。
  ⑤が十代の女性だとすると、30代大人の女性いった感じだ。

⑦ テクニカ AT-15E
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  AT-15E のスタイラスカバーは透明でとても高級感がある。
  Ea になった、みんなプラモデルみたになって高級感を失った。
  企画部門がよくこれでOKしたなととても不思議だ。
  ややアダルトさサウンドだがバランスがとても良いサウンドだ。
  さすが高級機といった感じだ。


⑧ YAMAHA MC-9
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  針折れ品を修理した。根元で繋いでいるので一見分からない。
  YAHAMA MC シリーズは開口部が狭いので根元でつなくと開口部を干渉するので注意が必要だ。
  試聴してみると、MC-9 の良さがよく再現できている。
  繊細で、明るいサウンドだ。量感はやや寂しい。

⑨ テクニカ AT-10G
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  AT-10G の OEMモデルだ。おそらく Lo-D 向けだ。
  サウンドは、図太いMMらしいサウンドが楽しめる。
  高域の伸びがやや寂しい感じもする。

⑩ パイオニア PC-16
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  パイオニア PC-16 に塗装を施すと PC-330だ。
  実質 PC-330 と考えて良い。付属カートリッジだが、低価格帯は PC-110 高価格帯は PC-330 が採用されていた。
  音はバランスがよく、高域、低域よく伸びている。
  付属のカートリッジとしてはもったいない。




  

GT-2000 + DV-505 [My Info]

2017 1/1 朝令暮改で、ダイナベクター DV-505 に変更した。
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もともと DV-505 を使うために GT-2000 を買ったのだ。
DP-80ベースのシステムのアームベースの改造、ダストカバーの改造、面倒になり放置していた。
自立型アームのためにGT-2000を買った。
思いの他、YSA-1 が良かったのしばらく使ってみたが、新年早々に変更した。
1/1 家族は起きていない。
ミッション開始。

DV-505 最初に見た印象は、こんな変なアーム買う人いるのかしら?
変なデザイン
実物を見ると印象が換わった。
仕上げが巣晴らし、機能美が作り出すデザインなのだ。

中古ショップで、割と高値で売られていた。まあ、売れないだろう。
数ヶ月売れ残っていた。
正月気分が良くなって、衝動買い。
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改造が面倒で、しばらく放置....
ステレオ時代を読んでいたら、DV-505 のことを思い出して、GT-2000を即購入した。

針圧は、正常に印加されている。40年前の製品なのに驚きだ。
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アームが2段折れで変な感じだ。慣れれば問題ない。
リフターが無い、もともとリフターは使わないので問題ない。
一番いいのは、ダイナミックバランスの印加機能だ。
とても安定しているように感じる。

ラテルバランスは無し、まああまり影響は無いだろう。

① AT-10G らしい中庸なサウンドでバランスが良い。低域の量感が素晴らしい表現だ。
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② ELAC ESG792
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相変わらず、独自の低域と量感だ。故障ではない、ELAC はみなこのようなサウンドなのだ。

③ SATIN M6-8C
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独自の高域と解像度が高いサウンドを聴かせる。
ELAC とは対極のサウンドだ。


④ NEAT SV-500
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長岡鉄男氏よると、カートリッジ、アームの老舗のブランドだったらしい。
STAIN からのOEM品も見たことがある。
高出力MCと紹介しているサイトもあるが、MM型だと思う。
STAIN からのOEM品は、高出力MC型だ。

音は典型的な MMサウンドで針圧はやや高めにしたほうが良い。


⑤ テクニクス EPC-205CMK2
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癖の無いフラットサウンド信条のカートリッジ、カートリッジの特徴がそのままでている。


5つのカートリッジを聴いた印象は、カートリッジの素の特性をそのまま出すように感じた。
YSA-1 は折り目正しいアームといった印象だが、DV-505は素材の良さをそのまま生かす料理人といった感じだ。
ダイナミックバランスの印加方式は、非常に使いやすい。




結局こんなセッティング、少し加工が必要
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DL-103 集中試聴 [試聴日記]

DL-103 集中試聴
久々に DL-103 がシリーズで集まったので(集めた)比較試聴をやってみる。
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ヘッドシェルはばらばらだし、そこは目をつぶって。

① DL-103 オリジナル
② DL-103 LCII
③ DL-103S
④ DL-103D

GT-2000 アーム移植計画は放置されたままなので、BL-91G + WE-407 コンビで試聴する。
TTシートは テクニカ AT-676に変更している。アームを乗せると中央部が沈み、密着する。
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起動が遅い、DP-80が懐かしい。
よ~く聴くとモーターのゴロ音も聞こえるし、ダイレクトドライブはいいかもしれない。
このシステムは全体的にアダルト調のサウンドのようだ。
こうやって順番に聴くと、傾向が良くわかる。

DL-103 これを基準と考える比べるとかなりクラッシクなサウンドであることが分かる。
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DL-103LCII 103 の線材の変更、レンジが広がった 出力やや小さくなった。
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DL-103S グーンとレンジが広がった、定位も向上
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DL-103D 音場が広大になり、解像度が上がった、情報が多くより多くの情報を引き出そうとしている意図が覗える。
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おまけ

ついでに、長岡氏絶賛の テクニカ AT-F3II も比較してみた。
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比べて聴くと、DL-103 には買っているが、DL-103S や D には負ける。
コストパフォーマンスは良い。音場はやや狭く定位に優れている。
そんなにレンジが欲張っていない。
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電子制御アーム DP-47F と QL-Y55F を比べる。 [試聴日記]

電子制御アーム DP-47F と QL-Y55F を比べる。

割と晩年まで販売されていた DENON DP-47F
エレクトリックサーボの元祖EDアームのQL-Y55F QL-Y44F と違って水平、垂直両方向にサーボをかけている。
QL-Y6 の後継機主で、戦略的なモデルだったのだろう。
ED アームは音が悪いとされており、マニアは敬遠した。

普及機と戦略モデルの音の差を比べてみた。
カートリッジは、どちらも テクニカ AT-10G とした。

① DP-47F
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  量感がたっぷりで、かなりダンプされたサウンドといった印象だ。
  安定を求めたサウンドといった印象だ。
  AT-10Gと相性がぴったりだ。
  印加針圧もバッチリだ。
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② QL-Y55F
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  ①に比べると、かなりカッチリとしたサウンドだ。
  解像度も高い。しかし、最後まで演奏できない。
  なんか、おかしい、デジタル針圧計で計ると針圧が安定しない。
  針圧印加用のボリュームがガリオームになっているようだ。
  昔修理したことがあるが同じようだ。
  
  規格は 10KΩのB型を3個 買えばいいことが分かっている。
  明日でも秋葉原に買いに行こう。
  再度比較したい。

QL-Y55F を修理した


カートリッジをまとめて聴く その83 [試聴日記]

① テクニカ AT-3M
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 テクニカの名前を一気に高めたモデル。
 AT-3 が最高という人も多い。
 本品は、モノラルモデルだ。レコードがステレオなので適切ではないが定位がよく量感が素晴らしいサウンドだ。

② テクニカ AT-13E
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  テクニカの不遇の不人気カートリッジ。
  内容を見ると無垢の楕円スタイラスチップ採用され、手抜きはない。
  しかし、ボディがモールドかメタルかは大きな差だ。
  サウンドを聴くと、ハイ上がりになることなく、高忠実な再生を楽しめる。
  低域の量感は控えめだ。

③ テクニカ AT-32E
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  長岡氏べた誉めカートリッジ、33E よりハイCP と絶賛していた。
  33E かなりどんしゃりのサウンドだった。
  改めて聴きなおすと、MC型らしいサウンドだ、ワイドでフラットなサウンドだ。
  癖が無く、解像度が高い。長岡氏絶賛もうなづける。

④ オルトフォン MC-20MK2
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  日本でビジネス的に大成功した MC-20 の後継機種だ。
  モールドボディの弱点をメタルのボディで補っている。
  ③と比べて更に力強さと艶を手に入れた、そんなカートリッジに聴こえる。
  静寂から音が浮かび上がる、とても分離が良いカートリッジだ。

⑤ オルトフォン MC-20 Super
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  ヘッドシェルに AT-LS1000 を使っている時点で、④ に勝っている。
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  表現が難しいが、更に妖艶なカートリッジと印象だ。
  表現され方が違って聴こえる。
  ヘッドシェルの効果もあって素晴らしいサウンドだ。
  AT-LS1000 シリーズのコストダウンが AT-LH シリーズらしい。
  AT-LS1000 はオール切削で、切削するブロックのサイズが全然違うらしい。
  捨てる部分が多いと聞いたことがある。


⑥ ELAC 555E
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  ELAC のサウンドはどんなカートリッジよりもユニークだ。
  決して刺激的音は聴かせない、量感と雰囲気が信条のカートリッジだ。
  日本の製品にはこんなサウンドを聴かせるカートリッジはないし、大変貴重なサウンドと言える。

⑦ エンパイア 4000DI + 原音仕様交換針
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  4000DI、サンスイにOEM供給されていた EP-10 4000DI のコストダウンモデルが EP-10 と思われる。
  原音シリーズのEP-10向けの交換針があるので、その交換針を装着して聴いてみた。
  原音シリーズらしく、ワイドレンジさわやかサウンドが楽しめる。
  オリジナルやや暗い印象だが、この交換針で少し印象が変わる。

⑧ ビクター MD-1016
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  グランツからのOEM供給品だ。
  付属カートリッジだから馬鹿にしてはいけない。
  フラットなサウンドで、情報量が多く、解像度の高いサウンドを聴かせてくれる。

⑨ SONY VL-37
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  テクニカからのOEM供給品だ。
  ヘッドシェル一体型は、コストダウンが最大の目的であるが、音質的にも沢山のメリットがある。
  ローコストながら一体型の良さがよく出ている。
  レンジは欲張っていないが安定したサウンドが楽しめる。

⑩ パイオニア PC-110
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  パイオニアの入門機に採用されたカートリッジだ。
  私が買ったプレヤーにもこれがついていた。
  当時は、付属カートリッジは音が悪いと思い込んでいた。
  半年たっらた針交換。針交換時期がきたらカートリッジをグレードアップしよう。
  と雑誌の記事を鵜呑みにして、ADC QLM-32 と オルトフォンの FF-15 をダイエーで買った。
  2個セットでヘッドシェル付9800円 だったかな。
  改めて聴きなおすとよく出来たカートリッジだ。
  レンジはそんなに欲張ってしかし、安定しているし、不安も感じさせない。
  付属品のカートリッジも良くできていた。










カートリッジをまとめて聴く その82 [試聴日記]

① FR-6SE
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 FR はアームが有名だが、カートリッジは本当に音質重視のカートリッジが多い。
 本品も MM型だが非常によくできたカートリッジだ。
 価格以上に良くできたカートリッジだ。



② パイオニア PC-10
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 70年代のプレヤーに幅広く採用された。
 ややレンジは狭いし、広大な音場も難しいが低域に力があり安定したサウンドが楽しめる。

③ SONY VL-37G
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  テクニカからのOEMだ。ヘッドシェル一体型のVM型カートリッジだ。
  当時は、音質向上のためではなくコストダウン目的で、一体型カートリッジも開発された。
  本機は一体型カートリッジが十分出ていると思われる。
  定位が良く、音の分離も良い。

④ パイオニア PC-110
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  PC-10系の後継カートリッジと考えていいだろう。
  こうやって聞き比べると、かんり現代風に変化していることが分かる。
  レンジが広がって、解像度も上がっている。


⑤ FR-6SE 修理品
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  FR-6 --> FR-101 と発展している。
  針が折れていたので、繋いで修理した。
  ①と比べても遜色のないサウンドが楽しめる。
  ややカンチレバーが長めだった。




⑥ サンスイ SV-28
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  サンスイ付属プレヤーに広く採用された。
  製造元はグランツではないかと思われる。
  レンジはそんな欲張っていないが、非常にバランスが良く聴きやすい。

⑦ テクニカ AT-10G
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  生産終了になってしまった。AT-10G 
  今聴きなおしても、安定、スタンダード、安心サウンドといった印象だ。
  レンジはやはりやや狭い、音場は狭いでもサウンドは安定しており、中低域の量感も良い。

⑧ テクニカ AT-E50
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  楕円極小スタイラスチップ、振動系の軽量化が図られている。
  ⑦ と比べても差は歴然としている。高域も広がり、ワイドレンジ化が図られている。
  しかし、このシリーズはかわいそうなくらい不人気だ。

⑨ テクニカ AT-14Sa
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  古くて新しい シバタ針が採用されている。⑧より更に解像度が上がっている。
  ワイドレンジだ。高域だけではなく低域の解像度も上がっている。
  非常にフラットなサウンドだ。

⑩ テクニカ AT-15E
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  ⑦から値段順に聴いてみた。
  値段と音がほぼ比例している。テクニカのテクノジーは本当に素晴らしい。
  AT-15E は低域の量感が更にパワーアップしており、高域と低域のバランスが見事だ。
  AT-15E系は低域に重きをおいたカートリッジなのだろう。
  


カートリッジをまとめて聴く その81 [試聴日記]

① マイクロ M-2100
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 マイクロ精機は、70年代前半カートリッジも製造していたようだ。
 派生機種がトリオなでにも採用されていた。
 MM型らしいサウンドを聴かせてくれる。

② テクニカ AT-51
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 海外モデルのようだ、国内では販売されていないと思う。
 ややアダルトだが、非常に落ち着いたサウンドで、テクニカのカートリッジとは思えないサウンドだ。

③ オルトフォン FF-15XMK2
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 日本でもかなり販売されている。トリオもOEMで標準装着していた。
 やや落ち着いたサウンドだが非常に滑らかな、しっとりしたサウンドだ。



④ テクニカ AT-15E
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 Ea ではなくオリジナルモデルだ。スタイラスノブはこちらの方が断然高級感がある。
 なぜ、モールドはプラモデルのようになってしまったのうだろう。
 針折れ品の振動系を入れ替えて、復活。響きが独自で、ハイスピードの低域が楽しめる。
 音の分離がもう少しあると良い。

⑤ テクニカ AT-15Ea
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 ノブがプラモデル状態、とてもやすっぽく見える。仕上がりからすると改悪だ。
 音は、④ より音の分離はできるし、解像度も高い。
 カルフォルニアサウンドといった感じだ。

⑥ テクニカ AT-120Ea/G
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 ノブが更にプラモデル化している。この配色には閉口する。
 サウンドは、解像度は高く、引き締まった低音と現代風にアレンジされている。
 極小の無垢天然ダイヤモンドが効果かもしれなし。
 当時、山積みされており、ヘッドシェル付で 6980円だったと思う、超ハイCPだった。

⑦ パイオニア PC11+PC20の交換針
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 70年代中盤まで、プレヤーの付属カートリッジとして幅広く採用された。
 PC-20のスタイラスチップは、無垢のダイヤモンドだ、他の固体も無垢ダイヤモンドだった。
 贅沢な時代だ、サウンドは超ハイスピードなサウンドを聴かせる。
 低域の量感はかなり控えめ。


⑧ SONY XL-15
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 XL-15 のダンパのほとんどが飴状になっており、壊滅的だ。
 XL-15 は赤でいかにも安っぽいが、サウンドは一流だ。モールドの色でかなり損をしている。
 きちんとハーモニーも分離できるし、高級機としても十分通用する。

⑨ ビクター MD-1016
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 グランツからのOEM品だ。ベルトドライブの時代は、このカートリッジがかなり席巻したようだ。
 ポテンシャルは高く、現在でも十分通用する。
 低域の量感はもう少し伸びてても良い。

⑩ DENON DL-8
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 DL-8 は DL-8A、DL-60、 DL-65 と進化し、派生機種の DL-108 がある。
 DL-8 は付属品カートリッジとは思えない高音質だ。
 レンジは広く、MM型らしくない、繊細なサウンドを聴かせる。




 





 

GT-2000 徹底試聴 [My Info]

本日到着、箱がでかい梱包は大丈夫そうだ。
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オークションでレコードプレヤーを買うのは不安だ。
一番不安なのが梱包だ。
ターンテーブルは乗せたままで発送されたり、運送時のトラブルが一番心配だ。
出品様には
ターンテーブル、アームのウェイト、IFCの錘を外して送ってくださいとお願いしていた。
封を開けると、ターンテーブルが乗っている、あ~駄目だ、しかも九州からだし。
運送業者は 佐川さん、無駄使いかも
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開梱して、セッティングした。
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写真では IFC の糸が見えていなかった。欠品だろうと思ったら、アームレストに挟まっていた。
これはラッキーだ、アームが完動品だ。
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箱から取り出す時に、重いけど BL-91G程では無かった。BL-91Gは笑うほど重かった。

量産ベースの既製品、こんなもんだろう。
トーンアームの高さ調整の隙間が大きい。量産ベースだし、しかたいだろう。

ターンテーブルを手で回したところ、問題なさそうだ。


カートリッジの交換が面倒なので、頻繁には変えたくない。
DL-103S で試聴することにした。
DL-103S は複数個あり、比較が簡単だから、ただ単純な理由だ。
ストレートのヘッドシェルは、削り出しでお金がかかっている。
しかし、カートリッジ固定部分が短く、カートリッジがはみ出してしまう。
もう少しデザインを考えて欲しかった。

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カートリッジ取り付けが恐ろしく面倒だ。
アームリフターとストレートアームが干渉しそうだ。1mmくらい隙間はある。
ここは使いやすいとは言えない。指かけが真っ直ぐで滑りそうだ。
ターンテーブール停止まで時間がかかる。
先入観をなくすため2回聴いている。
カートリッジの固体差もあるし、単純には比較できない。

BL-91G+WE-407+DL-103S
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低域が厚く、落ち着いた感じだ、しっとりしているという表現が正しいかもしれない。
声がしっとりして聴こえる。
雰囲気が良く出ている。低域の押し出しは買っている。
コーラスの分離、解像度は負けている。


GT-2000+YSA-1+DL-103S
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解像度が高い、レンジも広い、音場も広い。量感は、負ける。
ワイド&フラットの典型的なサウンドだ。
スカスカの低音ではない、むしろ最低域はこちらの方が伸びている。


結論から言えば、完敗と言っていいだろう。
低域の押し出しは、重量の差かもしれない。
GT-2000の心臓部のモーターは、ビクター製であることも分かった。
当時は、ビクターの QL-A75を使っていたがモーターは非常に信頼性が高い。
不安を微塵も感じさせなかった。GT-2000のモーター部はたぶん大丈夫と思った。
また、元ビクター社員が GT-2000のモーター部分にも言及しており、調整がほとんどいらない自信作との記事を見たことがある。

GT-2000 ノーマルの実力は分からないが、既存システムが簡単に追い抜かれた感がある。
また、オークションでYSA-1 が大人気なのもうなづける。単なる都市伝説ではなさそうだ。

カートリッジを AT-29E に変更する


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