SSブログ

DL-103 集中試聴 新旧モデル差をチェック [試聴日記]

DL-103 のつや有りモデルを入手した。
どうも、予告なき仕様変更がされているようだ。旧モデルは音が違うとの噂もあります。
新旧比較しているサイトはあまり無かったので自分でやってみた。
P1010870.JPG

今回は、厳密に比較するため面倒だが、毎回同じヘッドシェルに装着して比較した。
もともと同じモデルなのだから、他のパラメーター違ったらわけがわからない。極力同じ条件で比較した。

ヘッドシェルは DENON PCL-5 メーカーもだいたいこのクラスのヘッドシェルを想定していただろう。
新旧モデルの重量差は 0.1g と工業製品としてはとても優秀だ。
DL-103S は針圧の差分、本体を軽くしてあると記事を読んだことがあるが、実際の重量差は 0.5g と現実は違った。

① DL-103S
P1010871.JPG
0228_1.jpg
  高域の伸びが良い
  音場も広大、ワイドレンジに仕上がっている。

② DL-103 つや消し(現行)
P1010873.JPG
0228-2.jpg
  ① と比べると高域の解像度低下、低域の量感がやや増える
  音場もやや後退

③ DL-103 つや有り(旧品)
P1010875.JPG 
0228-3.jpg
  ② と比べるとかなり傾向が異なる。
  SHURE M44G カモメと再生品と関係が似ている。
  旧品の方が、ずっと重心が低く、音場が広い。現行品が軽く感じられる。
  時代の流れで、解像度が重視されたのだろう。
  このあたりは M44G も同じなのかもしれない。

④ DL-103 修理品
  AT-10G のカンチレバーを移植した。
P1010883.JPG
0228-4.jpg

  低域の押し出し感というか量感も素晴らしい、修理もキチンと実施できれば十分使える。
  針先は 0.5mil コニカルだと思われる。
  スタイラスチップだけが音を決めている分けではないことが良くわかる。




この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。