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カートリッジをまとめて聴く その57 [試聴日記]

① テクニクス EPC-280C
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  定番 EPC-270C と姉妹機、差異は正直よく分からない。
  どうも後継機らしい。
  音を聴いた印象は、低域が充実しており、MM型らしいサウンドということだ。


② テクニカ AT-27E
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  MC ブームに乗っかって開発された 33系のローコスト版
  針折れ品を修理した。
  低域が力強く、量感も見事だ。良くできた MM型サウンドといった感じだ。
  デザインは 33系そのものだが、モールドが多用されており、高級感は一歩欠ける。

③ DENON DL-301II
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  針折れ品を修理した。ワイドレンジで、音場が広大だ。
  ダンピングの効いた、気持ちの良いサウンドだ。
  音の切れも良いし、オリジナルの良さがうまく再現できている。

④ ピッカリング XV-15/625
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  ピッカリングも新潟では一度もお目にかかったことがないカートリッジだった。
  秋葉原、安売りされていて驚いた。
  XV-15 は 3桁シリーズのローコスト版だったらしい。
  音場が広い、充実した中低域でMMらしいサウンドだ。

⑤ オルトフォン F-15O MK2
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F-15 シリーズはバリエーションが多くて把握できない。
 OEM 向けのバリエーションのようだ。
 F シリーズも全てテンションワイヤー方式だ。
 出力が大きくて使いやすい。ヤング向けのサウンドだ。
 解像度や繊細なもう一息といったところだ。

⑥ パイオニア PC-330 MK2
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 高級レコードプレヤーの付属に使われていた 330、普及機は 110 と使い分けていた。
 MK2 と オリジナルは全くの別物と考えて良い。
 330MK2は、極細のカンチレバーであり、しかも強度が高い。曲がらないで折れる。
 テンションワイヤーで引っ張る方式であり、手抜きがない。
 PC-330 とは明らかに違うサウンドだ。
 解像度は高く、音場も広く、しっとりとしてサウンドだ。
 雰囲気とか、量感はやや後退している。

⑦ パイオニア PC-110
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 ローコストモデルの付属品カートリッジとして広く使われていた。
 PC-330MK2 と比べるとやはり、解像度は劣る。
 量感もしっかり出ており、MM型らしいサウンドが楽しめる。

⑧ Lo-D MT-24
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本品は、上部ホルダーが違うだけで、ビクタZ-1シリーズと共通だ。
 製造はグランツが行っていた。Z-1 シリーズはポテンシャルが高く、うまく使いこなせば、高級カートリッジ顔負けのサウンドが楽しめる。
 レンジはやや狭いが、非常にバランスの良いサウンドが楽しめる。

⑨ SONY VM-22G
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 これはテクニカからのOEM商品だ。テクニカ は VM一筋みたいな感じだが、OEM向けのは
 MM も IM も供給していたのだ。
 音は、MM型らしくバランスの良いサウンドが楽しめる。

⑩オルトフォン OMB
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 DJシリーズの派生機種だ。
 低域がとてもしっかりしており、量感も素晴らしい。
 音場も広く、雰囲気もよく再生できている。
 高域の伸びはやや抑え気味だ。





DENON の傑作 DL-8 シリーズを比較する [試聴日記]

DENON の傑作 DL-8 シリーズを比較する。

DL-8 DL-8A DL-108 DL-60 DL-65  は交換針に互換性があり皆兄弟だ。
色々、変化させると何が影響するか分からない。

ボディを固定して、交換針だけを変えて違いを楽しんでみる。

ボディは 

DL-108 + MG-10 の組み合わせで実施する。

 DL-8(0.5milコニカル)
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 音場も広いし、バランスが良い。低域の量感も十分で全く不満の無いサウンドだ。

 DL-60(接合楕円)
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 DL-8 に比べてレンジが広がっている。楕円の影響だろうか?
 DL-8 の時には不満は無かったが解像度も上がって、より高品位なサウンドが楽しめる。

 DL-108R 修理品(0,5mil コニカル)
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 カンチレバーは、ダンパだけでなくテンションワイヤーで保持されるになっている。
 これが最大の特徴だろう。
 こうやって聞き比べる明らかに音が違う。
 これが、本来のサウンドだ。この曲は大学生の時からずっと聞き込んでいる。
 これが本来のサウンドだ鼓膜を直接刺激するような高域の切れが良く表現できている。
 ヤング向けのサウンドと揶揄されるだろう。

  DL-108D(0.65mil コニカル 無垢ダイヤモンド)
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 108R の修理品に比べると線が太い、量感がしっかり出ている。高域の切れはやや後退か。
 バランスは良い、DL-60 のグレードアップ版といった感じだ。
 非常に落ち着いたアダルトサウンドで、MM型の良さが出ている。









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